今回は私がずっと気になっていた万年筆を紹介します。スタビロのイージーバーディー(左利き用)です。
握りやすいデザインと左利き用ならではのスラスラとした書き心地。そして、3段階角度を調節できるペン先。
なかなか興味を引く万年筆だったのですが、ほかの万年筆を優先してしまい現在に至ります。
今回、買い求める機会をもらったので【万年筆歴10年の左利き】がサイズ感、デザイン、書き心地を中心にレビューしていきたいと思います。
何日か使ってみた感触は「字の練習など比較的大きな字を書くのに良さそう」という感じでした。
デザインが可愛くて、使いやすく疲れにくいデザインなのでたくさん字の練習がしたい方にはオススメかもしれません。
スタビロ・イージーバーディー

スタビロ(STABILO):ドイツに本社を置く筆記具メーカーで、1854年に創業された老舗ブランドです。
高い品質と、色鮮やかで遊び心のあるデザインが特徴です。
特に学生やクリエイターの間で人気が高く、使いやすさと見た目の両方を兼ね備えた製品が多く展開されています。
さらに、スタビロは環境への配慮にも力を入れており、FSC認証(持続可能な森林管理の証)を取得した木材を使用した製品や、再生プラスチックを活用した商品も展開しています。
子ども向けには、正しい持ち方をサポートする「イージーシリーズ」など、人間工学に基づいた設計の文具もあり、教育現場でも高く評価されています。
色や形にこだわりながらも、使う人のことを考えた設計がされているのが魅力です。
イージーバーディー(EASYbirdy):書くことを学び始める子どもたちや、筆記に不慣れな人のために設計された万年筆です。
スタビロらしいカラフルなデザインに加え、人間工学に基づいた構造が特徴で、正しい持ち方や書き方を自然に身につけられるよう工夫されています。
この万年筆の最大の特長は、ペン先の角度を3段階で調整できる点です。これにより、個々の筆記スタイルや手の動きに合わせて最適な書き心地を実現できます。
また、右利き用と左利き用のモデルが用意されており、どちらの手でも快適に使えるよう配慮されています。
グリップ部分は滑りにくく、指が自然にフィットする形状になっているため、長時間の筆記でも疲れにくい設計です。
価格 | 4585円(税込み)※Amazon調べ |
ペン先 | ステンレス |
字幅 | L(左利き用)だいたい0.45~0.5㎜ |
インク充填方法 | カートリッジ式 |
キャップ | 勘合式(カチッとハマるタイプ) |
太めな軸が握りやすい。

長さ | 太さ | 重さ | |
イージーバーディ | 140㎜ | 8㎜~22㎜ | 18g |
サインペン | 140㎜ | 12㎜ | 8g |
長さは一緒ですが、キャップ部分の太さが結構あるのでイージーバーディーの方が大きく見えます。
筆箱に入れると少し場所を取りそうです。
重さは18gありますが、そこまで重さを感じません。

長さ | 太さ | 重さ | |
イージーバーディ | 135㎜ | 15.5㎜ | 12g |
サインペン | 140㎜ | 12㎜ | 8g |
サインペンより少し短くなります。
太さは細いところが8㎜、真ん中の太い部分が15.5㎜、握るグリップ部分が12.5㎜です。
少し太いように見えますが、握ってみるととても握りやすいサイズ感でした。
握った時のフィット感が抜群。

全体的なデザインは画像の通り。こちらはスペシャルエディションです。
通常版と比べるとグリップが違ったり、インク残量が分かるインク窓がついていたり、ペン先の角度の調節機能があったりします。
本体の青い部分はラバー使用で滑りにくくなっています。

ペン先のデザインはとてもシンプルです。
ペン先の下部に「A」と表記されているのは初心者でも使いやすいようにペン先が丸く調整されていることを表しています。

万年筆本体には、宇宙をイメージしたデザインが施されています。

左側の窓が「インク窓」です。ここからインクの残量が目で見て分かるようになっています。
そして、私のお気に入りポイントはここ。グリップのデザインです。
左利きの握りやすさを考えられた形状に、滑りにくいラバー使用のグリップ。
握った時のフィット感にテンションが上がるレベルで良かったです。

ペン先は3段階で調節可能です。
「標準」「やや外向き」「やや内向き」の3段階ですが、私は3つとも試して標準が一番書きやすかったです。
こうして、自分の書きやすい角度に調節できるのは有難い。
書き心地

字幅は中字より太い感じがします。
手帳や授業の板書には向かない字幅かなと思います。
比較的大きい字を書くのに向いていると思います。字の練習や絵を描くのにちょうど良かったです。

スラスラとした気持ち良い書き心地でした。
ペンを握った感触も良く、フィット感があって使いやすかったです。

子どもの字の練習にちょど良さそうです。
注意点は少しペン先が乾きやすいので、しばらく使わないで置いとくとペン先が乾いてしまうことがあります。
私はペン先が乾いたら、ペン先を「チョン」と水につけてみたりペンを軽く振ってみたりしたら、また書けるようになりました。
書き心地がよくて、使いやすい万年筆。

これで「左利き用万年筆」は一通り使ってみました。この経験をしっかり皆さんにお伝えできればと思います。
スタビロのイージーバーディーに関して言えば、スラスラとした書き心地と使いやすくて疲れにくいデザインでいつまでも書いていられます。
しかし、左利き用万年筆によくあることですが、若干字幅が太い。
なので、日常使いのメモや板書にはあまり向かないけど、少し大きめの字や絵をかくのに向いていると思いました。
スタビロのイージーバーディー(左利き用)は楽しく思うままに字や絵を書くのにオススメできる万年筆でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。左利きの方、万年筆に興味のある方の役に立てばうれしいです。
みつけのしろうさぎ
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