すでに廃盤になってしまっているパイロットのステラ90sを購入したのでレビューしていきます。
息子との散歩中に偶然立ち寄った事務用品店で購入。嬉しい楽しい出会いでした。
これだから町の文房具店や事務用品店の訪問はやめられない。
ステラ90sは手のひらサイズの万年筆。落ち着いた深めの色合いに細かいキラキラがカッコイイ。まるで高級車のキラキラ塗装。
書き心地もさすが安心安定のパイロット。スラスラとした気持ちの良い書き心地。廃盤になってしまったのが惜しい。
そんなステラ90sを【万年筆歴10年の左利き】がレビューしていきます。(書き心地、デザイン、サイズ感を中心に)
書いている様子はこちら↓
パイロット ステラ90s
パイロット(PILOT)は日本の企業で、筆記具や手帳などのステーショナリーを製造・販売しています。
1918年に日本初の純国産の金ペンを製造した並木良輔が、東京商船学校の同窓である和田正雄とともに
株式会社並木製作所を設立しました。
船乗りであった創業者たちの「業界の水先案内人でありたい」という想いを込めて作られた国産初の万年筆が「パイロットペン」と名づけられ、のちの社名の由来になりました。
その後、1938年にパイロット萬年筆株式会社に、1989年には株式会社パイロットに商号を変更しました。
現在は、万年筆やボールペン、消せるボールペン「フリクションボール」などの革新的な商品を開発しています
ステラ90sはパイロットのショートサイズの万年筆で、星のような輝きを持つ美しいデザインが特徴です。
ショートサイズなので、女性や手の小さめの方にも扱いやすく、手帳のお供にも最適です。
※左利きの私にはショートサイズの万年筆がサイズ感的にしっくり来てます。
価格 | 定価10000円(税抜き) |
字幅 | F(細字)・M(中字) |
ペン先 | 14金ペン先(3号サイズ) |
カラーバリエーション | ジェットブラック・ナイトブルーマイカ・ルビーレッド・パールホワイト |
ボディサイズ | 収納時:120㎜ 筆記時:135㎜(キャップポスト有) 筆記時:107㎜(キャップポスト無) 最大軸径:13㎜ |
重さ | 27g(キャップ11g/本体インク込み16g) |
キャップ | 勘合式(カチッと閉まるタイプ) |
インク充填方法 | 両用式(カートリッジorコンバーター) |
「パイロットステラ90s」で検索すると主にメルカリで売られているようです。値段はだいたい2万円ちょい。
手のひらサイズ。でも私にはちょうど良い。
収納時の長さは120㎜、太さ13㎜、重さが27g。サインペンの方が長さ140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
握ったら手の中に納まってしまう、まさに手のひらサイズです。(170㎝男性の手)
万年筆本体(キャップや胴体)が金属素材なので、小さいわりに重みがあります。
キャップポストした状態だと、長さ135㎜、太さ13㎜、重さ27gです。
キャップポストするとサインペン(140㎜)より少し短いぐらいになります。
サインペンよりステラ90sの方が重く太さがあるのでそこまで小さく感じません。
キャップポスト=キャップを後ろ側にハメた状態。
キャップポスト無しの状態だと、長さ107㎜、重さ16g(インクが入っている状態)です。
この状態だとかなり小ささが際立ちます。私が使おうとすると「小さいな」と感じてしまいます。
ただ、小さいと感じるだけで使おうと思えば普通に使えます。
落ち着いた雰囲気に星のようなキラキラ。
色合いは深めのブルー。よくみると星のように細かいキラキラが見えます。
金属部分はシルバーで深めのブルーに合わさって落ち着いた雰囲気を感じます。
キャップポストした状態の姿がこちら。やっぱりキャップポストするとバランスの良いカッコいいスタイルになりますね。
※キャップポスト=キャップを後ろに付けた状態。
ペン先はロゴと字幅の表記(F)と装飾。
左側の同じパイロット(カクノ)のステンレスペン先と比べるとペン先の装飾にも凝っているのが分かります。
インク充填方法はカートリッジとコンバーターどちらも使える両用式。
私はコンバーターを使ってインク充填をしています。ステラ90sに合うコンバーターは「CON-40」です。
安心・安定のスラスラとした書き心地。
↑上からステラ90s、ペリカンクラシックM200(F)細字、セーラー四季織(MF)中細。
私が購入したのは字幅(F)細字です。なんでもどこでも使える字幅でとても便利です。
私の場合(170㎝男性)キャップポストして使うとしっくりきます。
大きさと重さがちょうど良く、文字を気持ちよく書くことができます。
書き心地はさすが安心安定のパイロット。スラスラとした書き心地です。
キャップポストすると見た目もカッコいいから書いて楽しい眺めて楽しい。
キャップポストして気持ちよく使える万年筆ってそんなに多くないので有難い。
キャップポスト=キャップを後ろ側にハメた状態。
私の手(170㎝男性)には少し小さい感じですが、問題なく使えます。
手帳にササッと何かをメモする時はこのスタイルで使いそうです。
スラスラとした書き心地は変わりありません。
画像でみても少し窮屈そうにみえますが、握るのに少し窮屈です。
購入エピソード
余談です。
ステラ90sを購入した経緯について、少しお話します。
息子(1歳未満)と商店街を散歩していたら、個人経営の事務用品店を見つけました。
普段からよく通る道でしたが車で通っていたので見逃していました。
個人の事務用品店や書店には多少万年筆が置いてあるイメージがあり、ふらっと立ち寄りました。
すると、値上がり前の値段で売ってる万年筆が数本置いてありました。
その中で見たことのない万年筆がありました。それがステラ90sでした。
調べてみると、すでに廃盤になっておりメルカリなどで2万円以上で売られている状況。
お値段は1万円。欲しい‼その時はしばらく眺めて息子の散歩中であることもあり、購入しませんでした。
「散歩中に事務用品店に寄ったらね…」と妻に相談。
賞与が出たタイミングでもあり無事に妻から許可も下り、翌日買えるというルンルンの気持ちで商店街の事務用品店に行き、無事にパイロットステラ90sを購入することが出来ました。
妻から「ホントに万年筆の話をしてると嬉しそう」と言われてしまいました。
私の趣味を嫌がらず見守ってくれる妻には感謝です。
キャップポストするなら、このサイズ感がちょうど良い。
↑画像(上からステラ90s、セーラー四季織、プロフィットjr)
私なりの1つの正解がこのサイズ感です。
万年筆をキャップポストして使うならこのサイズ感がちょうど良いと感じます。
キャップポスト=キャップを後ろ側にハメてた状態。
見た目のスタイルもよく、気持ちのよい使い心地を両立しているのがこのサイズ感。
欲を言えば、キャップポストしてもしなくても気持ちよく使えるのが良いですが、なかなかそんなちょうど良い万年筆には巡り合わず。
※自分で作ってしまおうかと最近は企んでいます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。左利きの方、万年筆に興味のある方の役に立てば嬉しいです。
みつけのしろうさぎ
【万年筆歴10年の左利き】万年筆レビュー セーラー 四季織垂雪 | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
左利き用の万年筆レビュー【セーラー プロフィットジュニア】 | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
【コメント】
はじめまして。
先日、仕事の手伝いついでに偶然立ち寄った文具店のショーケースで売れてないステラ90sを発見しました。
手持ちの万年筆と比較して、グランセを短くした感じかと思いました。
コメントしていただきありがとうございます。
武蔵野線、学生時代によく使っていました。
そうですね。サイズ感としては小さい万年筆だと思います。
プレラと同じサイズではないかと推測しているんですが、今度買って検証したいと思います。
追記です
仕事でトラブルが続いたり贔屓チームが不調だったりで憂さ晴らしにステラ90sを衝動買いしました
グランセがあるのに(白目)
>個人の事務用品店や書店には多少万年筆が置いてあるイメージ
まさにそうでした。
ステラの赤、黒の他にセレモ、ニューヤングレックス、グランセ鉄ペン、7000円のシールが貼ってあるパイロットの赤(セレモと違い金属軸っぽい)がありました。