万年筆を始めたいけど、どの万年筆が良いか。調べれば調べるほど悩みは深くなっていきます。
そして、当時の私は「左利き オススメ」で調べるうちにこんな事を思い始めました。
- 左利きにオススメされる万年筆はだいたい左利き用万年筆。
- 左利き用万年筆は字幅が太いモノが多い。
- 選択肢が少ない。
左利き用万年筆のレビューは別の記事に譲り、ここでは私が使ってきた万年筆の中から「初心者の方にオススメする万年筆」を3本紹介したいと思います。
他の方のオススメする万年筆に加え、万年筆を楽しむ参考にしてもらえれば幸いです。
基準は「価格」と「使いやすさ」

私は万年筆歴10年の左利き、持っている万年筆は50本以上です。
今回のオススメした3本の万年筆は「左利きの私が今の経験値を持って過去に帰り、最初から万年筆を始めるなら」という想定で選びました。
初心者=万年筆を始める前の私です。
重視したのがなるべくお金を使いたくない私のために「手の出しやすい値段」
そして、万年筆を始めたころの苦労やストレスをなるべく少なくするために「ストレスの少ない使いやすさ」
そういった理由で「値段」と「使いやすさ」が今回万年筆を選ぶ基準になりました。
具体的なポイントはこの2つです。
- 手の出しやすい価格2000円〜3000円前後
- 左利きでも引っかかりにくく、日常使いしやすいもの
そうやって選んだのがこちらの3本です↓

セーラー プロフィットjr(中細)

パイロット ライティブ(細字)

シュナイダー ベース(左利き用)
なぜ、2000~3000円なのか。

使ってみた後「万年筆やっぱり違うな」「私には合わないな」という状況になった時の経済的ショックは少ない方が良いでしょう。
それも値段が安ければ安いほど良いでしょう。
ここでは、2000円~3000円ぐらいの価格の万年筆を選びました。
万が一の経済的ショックが少なく、デザインと性能も良いものを選ぶとこの価格帯かなと思います。
私(左利き)にとって使いやすいか。

私が実際に使った万年筆の中で特に使いやすかったモノを選びました。
左利きだと、「ここちょっと…」「ここがこうだったら…」みたいな細かいところで少しストレスを感じます。
ただ、それはそういうもんだと思って使うのが左利きの性分でしょうか。
そうした左利きなら「こんなもんかな」と慣れてしまうようなストレスもなるべくないような万年筆を選びました。
セーラー プロフィットjr(私の推し)

セーラー万年筆の「プロフィットJr」は、初めて万年筆を使う方が使いやすいようデザインされた万年筆です。
軽量で持ち運びに便利なサイズ感、字幅は中細(0.7mm)を採用していて万年筆が初めて方でも使いやすくなっています。
基本カラーは6色(ライトグレー、コーラルピンク、シアンブルー、ライラック、アクアグリーン、クロムオレンジ)
プロフィットjrをオススメする理由はこちら
- 手が出しやすい価格(定価2750円)
- 左利きにちょうどいい字幅(中細)
- キャップポストして筆記が楽しめるサイズ感。
定価2750円(税込み)最安で2000円前半。
価格は定価2750円(税込み)
プロフィットjr+10シリーズはデザインによって定価3850円~7480円と値段が違います。
Amazon等でみると2000円~8000円ぐらいで売られています。
私はAmazonで2245円で購入しました。
書き心地を損なわず、普段使いしやすい字幅。

プロフィットjrと似たような万年筆はいくつかありますが、それらとプロフィットjrの大きな違いはこの「中細」という字幅です。
左利きにとって字幅は難しい問題の1つです。
書き心地を求めるなら、字幅を太くすれば良いのですが、太くすれば日常使いしにくくなります。
かといって、字幅を細くすればするほど、書き心地に若干の引っ掛かりを感じるようになります。(個人的の感想です)
使い勝手の良さで細字を選ぶか、書き心地の良さで中字を選ぶか。いつも悩んでいました。
プロフィットjrに出会ってその辺の問題が1発で解決してしまいました。
なぜなら、プロフィットjrは字幅が「中細」。書き心地と使い勝手の良さを両立した字幅だからです。
この字幅(中細)をこの価格で出しているのはセーラーのプロフィットjrだけです。
他のメーカーにも(中細)という字幅はありますが、それはもう少し価格の高い上位モデルからです。
キャップポストして筆記が楽しめるサイズ感。

キャップポストとは、キャップを尻軸に装着した状態のことを言います。↑
左利きだと、キャップポストすると書く時のバランスが悪くなる事があります。(尻軸の方が重くなってペン先のコントロールがしづらくなる)
押して書く左利きにとって、ペン先のコントロールのしづらさは結構ストレスになります。
そのため、私はキャップポストせずに万年筆を使う事が多いですが、出来ればキャップポストして使いたいです。
だって、そっちの方がカッコイイから。
プロフィットjrはそんな私の願望を叶えてくれる万年筆です。
キャップポストして使ってもちょうど良い長さで、書く時のバランスを崩さずに使うことが出来るからです。
左利きに「丁度良い」がたくさん。

私がプロフィットjrを「推す」理由はプロフィットjrは左利きにとって「ちょうど良い」がたくさんあると思ったからです。
初心者の方にとって「ちょうど良い」値段。
書き心地と日常使いを両立した左利きにとって「ちょうど良い」字幅。
キャップポストしたカッコイイ姿を楽しめる左利きにとって「ちょうど良い」サイズ感。
万年筆選びで悩んで一歩踏み出せない人がいたら、私はまずこれをオススメします。
詳細レビューはこちら↓
パイロット・ライティブ(筆記用具として使いやすい)

「ライティブ」とは、「LIGHT(軽い)」と「ACTIVE(活動的)」を組み合わせた造語です。常に持ち歩いてほしいという願いを込めてつけられました。
シンプルで落ち着いたデザインが特徴で、実用性を重視したモデルです。
新仕様のインナーキャップにより、気密性が高くインクの乾燥を防ぎ、すぐに書き出せます。
カラーは6種類(ネイビー、ターコイズ、コーラル、オフホワイト、ノンカラー、マットブラック)
値段は税込み2750円(税込み)
ライティブをオススメする理由はこちら。
- コスパの良い値段
- 左利きでもスラスラ書ける特殊合金のペン先
- 筆記用具としてお馴染のサイズ感
コスパの良い価格
値段は税込み2750円(税込み)ネット通販だと2000円以下で売っていることもあります。
安いながら、左利きでも安心のスラスラとした書き心地。しかも安いのに安っぽくないスマートなデザイン。
クセのないシンプルさで欠点のない万年筆です。
左利きでもスラスラ書ける。

パイロットの万年筆全般に言えることですが、書き心地はスラスラと滑るように気持ちのよいものです。
左利きでも紙の上を滑るような書き心地を損なわないのが嬉しいところ。
多少筆圧を強めても安定した書けます。
字幅はF(細字)であれば手帳でも余裕を持って書き込むことが出来ます。また、手帳だけでなく原稿書きや授業の板書、日記など幅広く使えます。
お馴染のサイズ感。

ライティブはキャップポストしない状態だとサインペンと同じぐらいのサイズ感になります。↑
※キャップポスト=キャップを尻軸に装着した状態
同じぐらいのサイズ感なので、初心者の方にも馴染みやすいのではないかと思います。
サインペンより少しだけ太いので、その分ペンを握りやすく疲れにくいデザインになっています。
ライティブのデザインはクセのなくシンプルなので、教室やカフェ、図書館や職場など場所を選ばずに、人目を気にせずに使えます。
※たまに万年筆らしいデザインの万年筆をカフェや図書館で使っていると「あっ万年筆使っている」という視線を感じることがあります。
万人受けのクセの無さ。

私がライティブをオススメする理由はトータルのバランスの良さです。
左利きでも安心のパイロットのスラスラとした書き心地。
シンプルでスマートなデザイン。
そして、馴染みやすいサイズ感。
万年筆らしいデザインや雰囲気ではありませんが、それだからこそクセがなく使う方も抵抗なく使い始められると思います。
値段も税込み2750円と万年筆にしては始めやすい値段だと思います。
シュナイダー・ベース(左利き用)

シュナイダーの万年筆「Base(ベース)左利き用」は、左利き特有の“押し書き”でもスムーズに筆記できるよう設計された、ドイツ製のエントリーモデルです。
グリップ部分はラバー素材で、左手でも自然に正しい角度で握れるよう工夫されています。
カジュアルなカラー展開(10色)と手頃な価格帯で、万年筆初心者や学生にも人気のモデルです。
値段は税込み2640円です。
- 手頃な値段
- 左利き用万年筆の中では比較的字幅が細い。
- 握りやすいグリップラバー仕様
手頃な値段
定価2640円(税込み)
ネット通販で見てもだいたいこの価格で売られています。他の2本と同じく3000円以下で買えます。
左利き用万年筆の中で日常使いしやすい字幅。

ベース(左利き用)は日常使いできる字幅が魅力です。手帳、原稿書きや授業の板書、日記など幅広く使えます。
左利き用万年筆って字幅が太いことが多く、使う場面が多少限られます。
※セーラーのプロフィット21レフティも日常使いできる字幅がありますが、価格が33000円と高額。
※しかも、最近廃盤。後継のプロフィット18レフティは66000円。
シンプルなデザインに絶妙な配慮。

↑だいぶ使っているので、汚くてすいません。
シンプルなデザインに絶妙な配慮があるのがベースの魅力の1つです。
絶妙な配慮のその1は左利き用のペン先です。左利きが使いやすいように加工がされています。
書き心地がスルスルと気持ちいいモノで、書いていてストレスを感じることは特にありません。
絶妙な配慮その2がグリップ部分の滑り止めラバーです。
私(左利き)は字を書いていると汗で手元が滑ってしまい、何回かペンを持ち直したり手の汗を拭ったりします。
しかし、この滑り止めラバーのついているグリップは滑ることがないのでペンを持ち直したり、手汗を拭いたりする手間がいりません。
しかも、このグリップにはペンを握りやすいように握りに合わせたデザインがされていて、握った時のフィット感も良く、ストレスなく長時間使うことが出来ます。
左利き用万年筆最有力。

シュナイダーのベースは低価格で使い勝手が良い万年筆です。
「左利き用万年筆が良い」「外国産メーカーが良い」なんて方にオススメです。
価格が3000円以下で左利きでも使い勝手のよい初心者の方にも安心して使ってもらえると思います。
そして、シュナイダーのベースを使っている方は少ないので他人と被ることも少ないです。
月日が経ってもオススメは変わらず。

この記事は2023年を書いてブログで公開、2024年に少し書き直しました。
そして、現在2026年4月とブログで記事を公開して約2年半が経ちました。万年筆の数は25本から50本とだいぶ増えました。
時間が経ち、新しい万年筆を増やし改めて「初心者(特に左利きの方)にオススメする万年筆」について考えましたが、オススメの3本は変わりませんでした。
それぐらい「値段」と「使いやすさ」に関してとても秀逸な万年筆たちだと思います。
初心者の方、左利きの方のお役に立てば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
みつけのしろうさぎ






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