使いやすさを考慮した20~30代に向けた万年筆のコクーン。グッドデザイン賞を受賞したデザインにも、書き心地にも優れた1本。
3300円(税込み)で書き心地も良くて、デザインも質感もよい。カラーバリエーションも豊富で選びやすい。
色々優れたパイロットのコクーンですが、左利きにもしっかり使えるかは不安なところ。
本記事では、万年筆歴10年の左利きがコクーン(細字・F)を使ってみた感想をレビューとしてまとめたものです。
ポップなデザインじゃなくて、メタリックでスマートなデザインと質感の万年筆が欲しい方ににオススメです。
どれを買うか迷ったらとりあえずこれを買うのも有り。
基本情報:パイロット・コクーン
パイロット:1918年に並木製作所として創立して、万年筆の製造販売を開始した。国産万年筆メーカービック3の一角。
コクーン:シンプルで美しい、握りやすくて重量感が手に馴染むデザイン。
使いやすさを考慮した20~30代に向けた万年筆中心の新ブランド。(シャーペンやボールペンの展開もあります。)
グッドデザイン賞:公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度。
価格 | 3300円(税込み) |
ペン先 | 特殊合金 |
サイズ | 収納時:140㎜ キャップポスト時:155㎜ キャップポスト無:130㎜ |
字幅 | F(細字)M(中字) |
インク充填方法 | 両用式(カートリッジ/コンバーター) ※コンバーターはCON-40 |
軸 軸中間 | 黄銅 樹脂 |
キャップ | 勘合式(カチッとはまるタイプ) |
サイズ感:質感の良さと重みを感じる。
キャップポストすると同じぐらいの長さになります。握る軸の部分は少しコクーンの方が太いぐらいです。
重さは持って分かるぐらいコクーンの方が重いです。ただ、不快な重さではなく筆記時に安定感を感じるような重さです。
キャップポスト無だとこんな感じです。比較すると短いように感じますが、私はこちらの状態で使っています。
私は字が小さいので、キャップポストするとおしりの方が重くなって書きにくくなるので、キャップポストしないで使っています。
重さはこれでも若干コクーンの方が重いと分かる重さです。
丸みのあるフォルムに綺麗な光沢。
黄銅のボディの重みとツルツルとした感触があり、樹脂素材の万年筆とは一味違う質感でした。
丸みのあるフォルムでとても握りやすく、ほどよい重さと太さがプラスされとても書きやすいバランスでした。
勘合式のキャップ(カチッとなるタイプ)が使いやすくてgoodでした。
これで3300円(税込み)は安いなとコスパの良さを感じました。
私的には少しザラザラした光沢感がとても気に入っています。
書き心地:左利きでもスラスラ。
私が購入したのはF(細字)です。
特殊合金のペン先は左利きでも安定したスラスラ書ける書き心地です。
他の万年筆を使った後だとちょっと滑るかな?と感じることもあります。それぐらいスラスラです。
インクはパイロットの色雫・天色を使っていました。
動画撮影時はセーラーのブルーインクを入れて使っています。
筆記時に書いた文字に手が当たることも多いですが、字が掠れたり、手が汚れたりすることはあまりありません。
握る部分がちょっと痛い。
私は首軸と胴軸の境目を握って書きますが、段差の角が指に当たって痛いことがあります。
現在、手帳用で使っているので筆記時間がそれほど長くないので、痛くなる事はほとんどありません。
コンバーターを使う際、パイロットはコンバーターがCON-40とCON-70があり、コクーンはCON-40なので気を付けましょう。
CON-70はコクーンには使用できません。(私は1度適当に買って間違えました)
コスパ良し、デザイン良しの万年筆
最初の1本におすすめの万年筆です。3300円と万年筆の中では安価で、この書き心地とデザインなら文句なしだと思います。
ただ、コクーンを使った後の万年筆選びが大変そうです。なぜなら良い意味で万年筆へのハードルが上がるからです。
ペン先はカクノ、ライティブ、コクーンで一緒なので書き心地もほとんど一緒です。価格やデザインが自分に合ったモノを選んでも良いかもしれません。
【万年筆歴10年】左利きの万年筆レビュー(パイロット ライティブ) | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
左利き(レフティ)の万年筆レビュー (パイロット カクノ) | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
最後までお付き合い頂きありがとうございます。拙い文章ですが、左利きの方、万年筆に興味ある方の役に立てば幸いです。
みつけのしろうさぎ
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