廃盤になってしまったヤングプロフィット。Amazonなどの通販ではまだ在庫あり。
若者を意識して作られたヤングプロフィット。左利きが使っているレビューを探してもなかなか見つからないのが辛いところ。
本記事では、実際にヤングプロフィットを使った感じを以下のポイントでまとめてレビューしたものです。
- 基本情報
- サイズ感
- デザイン
- 書き心地
- その他
ヤングプロフィットに興味のある方の役に立てればと思います。
ヤングプロフィットは万年筆らしいデザインに使い勝手がよく、普段使いに最適な1本です。
書き心地はサラサラと程よい抵抗がちょうどよいバランスの筆記感。ステンレス製のペン先なので、筆圧が強くても安定して書ける。左利きにも相性の良い1本です。
基本情報:セーラー ヤングプロフィット
sailor(セーラー):名前の由来は、「将来は自社の製品を船に乗せて世界へ輸出する」という強い想いと「1人の提督より大勢の水兵が大切」という民主的な想いが込められています。
国内3大万年筆メーカーの1つ。1911年に広島で万年筆の製造を始める。筆記用具やその他文房具の製造販売をしている会社。
価格 | ¥5980~¥7980 (2030年11月アマゾン) |
ペン先 | ステンレス製 |
ボディ | AS樹脂 |
サイズ | 収納時:135㎜ 筆記時:145㎜(キャップポスト有) 筆記時:122㎜(キャップポスト無) |
重さ | 15g |
インク充填方法 | 両用式 (カートリッジorコンバーター) |
字幅 | 極細、細字、中細、中字、太字 |
キャップ | 勘合式(カチッとなるタイプ) |
Amazonには中字・太字しか在庫はありませんでした。
中字は手帳に使うには太い字幅です。授業やノート、手紙を書くには丁度良いと思います。
小さい字を書く方だと、「字幅が太い」と感じるかもしれません。
初心者にも馴染みやすいサイズ感
キャップポスト(無)の本体とサインペンと比べると長さは若干短く、太さと重さは同じぐらいでした。
キャップポスト(有)だとほぼ同サイズでした。標準的な万年筆と比べると若干細い印象です。
日常生活の中にあるサインペンとほぼ同サイズという事で、初めて万年筆を使う方には取っ付きやすいサイズ感だと思います。
細身でスマートなデザイン
万年筆らしいブラックにシルバーのシンプルで落ち着いたデザイン。
シルバーのペン先にセーラーのデザインがカッコいい。キャップポストした姿も落ち着いた雰囲気。
万年筆らしい雰囲気でありながらサイズ感はサインペンと一緒というデザインと使い勝手を両立しているところが気に入っています。
キャップは勘合式(カチッとなるタイプ)で筆箱からパッとだしてサッと書き出せる仕様になっています。
書き心地
私が持っているのは細字(F)の字幅です。書き心地はサラサラとカリカリの間(サリサリ?)
サラサラした書き心地の中に程よい抵抗がある感じです。(不快になるほどの抵抗ではありません)
ペン先はステンレスで筆圧が強くても安定した筆記ができます。
手帳などで小さい字を書くならキャップポストしない方が筆記時のバランスは良いです。授業や講義の板書、原稿の下書きなどに使うなら、キャップポスト有でもストレスなく使えます。
※私の場合、キャップポストした長さが145㎜が上限でした。それ以上長くなると筆記時のバランスが悪くてストレスになります。
私はキャップポストしないで使う事が多かったですが、最近キャップポストして使えそうな万年筆はキャップポストして使っています。
入門万年筆に最適な1本
万年筆らしいデザインと日常使いしやすいサイズ感。そして、左利きの私が6年以上使っても1回も不具合を起こさないペン先。
レビュー記事を更新するにあたり、じっくり観察、使用しましたが入門万年筆にピッタリだなと改めて感じました。
廃盤になってしまったのが惜しい!
6年経った今でもレギュラーとして活躍してくれています。信頼して日常使いでたくさん書ける頼れる万年筆であり、壊れるまで使い続ける1本です。
他のセーラー万年筆レビューもあります。プロフィットジュニアは初心者向け。プロフィット21(レフティ)はセーラーが左利き用に作った万年筆です。
左利き用の万年筆レビュー【セーラー プロフィットジュニア】 | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
【万年筆歴10年】左利きの万年筆レビュー(セーラー・プロフィット21 レフティ) | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
ここまで読んで頂いてありがとうございます。左利きで万年筆を使いたい方の役に立てれば幸いです。
みつけのしろうさぎ
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