身近で売っている万年筆で最安値のプレピー。世界でも1,2を争う売れ筋万年筆です。プレピーはプラチナから発売されている初心者向け万年筆です。
今回はプラチナのプレピーについて【万年筆歴10年の左利き】がサイズ感やデザイン、書き心地を中心にまとめました。
プレピーは世界的に人気なだけあり、クセがなく老若男女問わず、もちろん左利きの初心者の方にもおすすめな万年筆です。
プラチナ:プレピー
プラチナ万年筆:1919年に岡山で創業。国産万年筆ビックスリーの1つ。「プレピー」や「#3776センチュリー」が有名。
プレピー:世界でも1,2を争う売れ筋万年筆。安さと使いやすさ、カラーバリエーションが特徴の人気万年筆です。
定価 | 440円(税込み) |
字幅 | F(細字)M(中字) |
ペン先 | ステンレス |
サイズ | 収納時:138㎜ 筆記時:151㎜(キャップポスト有) 筆記時:123㎜(キャップポスト無) 軸径:13㎜ |
重さ | 15g |
素材 | 樹脂 |
キャップ | 勘合式(カチッとなるタイプ) |
インク充填方法 | 両用式 (カートリッジorコンバーター) |
プレピーのみ購入を検討される方でデザインにこだわりがなければ、近所のデパートや文房具店で買うことをオススメします。(送料無料にならないから)
サンリオやスヌーピー、和柄やその他コラボデザインのプレピーが欲しい方は実店舗よりネットの方が簡単に見つかります。
軽くクセのないサイズ感。
サインペンの方が長さ137㎜、太さ12㎜、重さ9gです。プレピーが長さ138㎜、太さ13㎜、重さ9g。
筆箱の中での存在感はサインペンとほぼ一緒です。
キャップポストしない状態の長さは122㎜。サインペンより少し短くなります。
長さと太さはちょうど良いバランスです。重さは15gなのであまり気になりません。
私が普段使う時はキャップポストしないで使っています。
キャップポストした状態の長さは151㎜。サインペンより少し長くなります。
万年筆自体が軽いので、キャップポストしても問題なく使えます。
大人も子供も使えるデザイン。
多彩なカラーバリエーション。
プラチナの公式ホームページに掲載されているもので8種類あります。限定カラーも通販ではちらほら。
(和柄、サンリオ、スヌーピーなどなど)
落ち着いた色からポップな色まで、大人も子供も好みの色が見つかります。
本体が色味のついた透明軸なので、本体内のインクの残量が人目で分かるので便利です。
売ってるお店によって取り扱いのある色が限られます。欲しい色やデザインがあればネットで買うと面倒がなくて良いです。購入時はボディカラーと同じ色のカートリッジが付属しています。
私はショッピングモールの一角の文具コーナーで買いましたが、カラーはブラックのみでした。
通販はカラーの選択肢が多いですが、本体価格が440円なので送料がかかってしまい、購入方法は悩むところです。
持ちやすい、使いやすいボディ
使いやすい軽さと握りやすい軸の太さが印象的でした。握った時に違和感のないちょうど良いサイズ感でした。
クセがなく、誰にでも選ばれる万年筆。さすが、世界レベルで売れる万年筆は究極に万人受け。そして440円という安さ。
プラチナと言えば、スリップシール機構
万年筆を使う方にとって悩みの1つがペン先の乾きです。
メーカーやペンの作りにもよりますが、私が持っている万年筆だと速いもので3日でペン先が乾いてしまう万年筆もあります。
ペン先が乾いてしまうと文字が書けなくなってしまいます。
プラチナ万年筆のスリップシール機構はペン先が乾きにくくする機構です。ペン先が乾きやすい万年筆と比べると書き始めのインクフロー(インクの出具合)の安定感が全然違います。
書き心地
私が買った字幅はF(細字)です。ペン先は少し軟らかい印象を受けました。左右どちらでもスラスラと安定して書ける書き心地でした。
筆圧が強くても、インクフローが良いのでスラスラ書く事が出来ます。
しかし、ペン先が少し軟らかい印象があり、筆圧が強いとペン先に負担がかかり長く使ってると壊れちゃうかな?という不安を感じました。
最初の頃は筆圧を調節することは難しいですが、慣れてきたら段々筆圧を弱めてあげると良いと思います。
筆記時はなるべく筆圧をかけずに書いた方が書き心地も良くなりますし長く使えます。
F(細字)ですが、国産メーカーのセーラーやパイロットのF(細字)に比べると太いようです。
コンバーターorカードリッジ
購入したカラーと同じ色のインクカートリッジが付属しています。使い始めは付属のインクカートリッジを使っていました。
今はプラチナ万年筆のカートリッジ(ブルーブラック)に色を変えて使っています。
プラチナのカートリッジはプラチナ専用の規格なので、他の万年筆には使えないし、他のメーカーのカートリッジもプラチナ万年筆には使えないので注意しましょう。
私はそれを知らずに万年筆を1本壊してしまいました…
私はカートリッジからコンバーターに替えて、セーラーのブルーを入れて使っています。
究極の万人受けと安さで世界1の売り上げ。
書き心地も良く、使いやすいサイズ感、コスパ最強で世界で1.2を争う売れ筋万年筆。
クセがなく初めて万年筆を使う方におすすめの1本です。440円で左手でも十分使えます。
- 「失敗するかもしれないから、安いのがいい」
- 「ちょっと万年筆に触ってみたいな」
なんて人にピッタリです。
ちなみにパイロット「カクノ」とラミー「サファリ」と初心者向けおすすめ万年筆の座を争っています。
左利き(レフティ)の万年筆レビュー (パイロット カクノ) | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
左利きの万年筆レビュー(ラミー サファリ編) | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
最後まで読んで頂きありがとうございました。左利きの方、万年筆の好きな方の役に立てば幸いです。
みつけのしろうさぎ
【コメント】
昨今の万年筆の値上げで来週からプレピーも500円になるそうです
金の価格とか材料費の上昇で仕方ないけど、海外物のペリカン・スーベレーンも値上げして思い切って買おうとしても躊躇するお値段に…
(6月にSNSで「1000いいね付いたらペリカン螺鈿市松買う、一ヶ月後また様子見る」と書いた万年筆好きのアKAWECOという人がいて
1日ぐらいで1000いいね超え、その後も止まらず2000いいね超えて「2000超えおめでとう、2本買うよねw」のRTがツボって夜中に笑いが止まらなかった)