【万年筆歴10年の左利き】万年筆レビュー 英雄(ヒーロー)616

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万年筆レビュー

前回に引き続き「安いけど、安っぽく見えない万年筆」というわがままな物欲を満たすために英雄(ヒーロー)の616を購入しました。

中国メーカーの万年筆は安いわりにデザインや質感がよくて、小遣いの少ない私には有難い存在です。

【万年筆歴10年の左利き】がサイズ感、デザイン、書き心地を中心にレビューしていきます。

英雄(ヒーロー)の616は安いわりにデザインや書き心地がよくて、手帳からノートでの日常使い全般なんでもいける汎用性が有難い優れものです。

みつけのしろうさぎ

万年筆歴10年の左利きです。持っている万年筆はだいたい40本。新潟県在住の30代2児の父。
左利きの万年筆に関する情報が少ないのがきっかけでブログを始めました。左利きの方、万年筆に興味のある方のための情報発信をしています。

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中国メーカーの万年筆の印象。

初めて買った中国メーカーの万年筆はジンハオ500という万年筆でした。こちらは正直ハズレでした。

インクフローが悪くすぐに乾いてしまい、1週間ぐらい無理やり使ってお蔵入りしました。

なので、中国メーカーの万年筆の印象は最近まで疑わしかったです。

印象は悪かったものの中国メーカーの万年筆は「デザインはいいし、安いから手軽に物欲を満たせる」のが大きな魅力。

今回は自分の物欲と中国万年筆の魅力に負けて万年筆を買いました。

結果、書き心地は悪くなかったのでアタリ!そうなると価格に対する満足度がバグってる万年筆になります。

「書き心地にハズレもたまにあるけど、アタリだと満足度の高い万年筆が多い。」今はそんな印象を持っています。

英雄(ヒーロー)616

英雄(ヒーロー):中国の筆記具メーカー。ペン工場として1931年に設立され、それが現在の名前に1966年に改名されました。

価格1140円(税込み)Amazon調べ。
字幅細字(F)相当。0.5㎜。
ペン先ステンレス
ボディ素材樹脂
ボディサイズ収納時:135㎜
筆記時:142㎜(キャップポスト有)
筆記時:125㎜(キャップポスト無)
軸径 :10㎜
重さ17g
インク充填方法後述します。呼び名が分からない。

キャップポストしてちょうど良いサイズ感。

収納時の長さは135㎜、軸径11㎜、重さ17g。サインペンが長さ137㎜、太さ12㎜、重さ9gです。

標準的な万年筆を比べると小さめです。筆箱に入れても他の筆記用具を取るのに邪魔にならないし、取り出しやすいサイズ感です。

手帳用にも良さそうなサイズ感です。

キャップポストしない状態だと125㎜。キャップポストしない状態で使うと私の手では少し小さいように感じます。

しかし、使えないことはないので、万年筆を握った時の収まり具合と使い心地と相談するとよいと思います。

キャップポストした状態だと142㎜キャップポストした状態だと、少し後ろ側が重くなります。

ちょっと書きにくさを感じましたが、キャップのグリップ(矢羽根)の部分を下向きにしてキャップポストするといくらかバランスは改善します。

※グリップ部分を下にしてキャップポストすると万年筆を握った時のバランスが改善するのは、ほかの万年筆でも応用が利きそうです。

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気品を感じる上品な色合いとデザイン。

金色のキャップにグリーンの本体。ペン先はステンレスで本体にペン先が少し隠れているフーデッドニブ。

高級感があり、上品な雰囲気です。とても2000円以下で買える万年筆とは思えない質感です。

よ~くみると本家にはあって、こちらにはない質感の良さがありますがこの値段なら当たり前。

ペン先はフーデットニブといって、ペン先に本体がかぶさっているような形になります。

ほかの万年筆にはないオシャレさがあります。いつもと違うだけでテンションが上がります。

1つだけ欠点があるとすると、書きやすい角度に握りなおす時にペン先の面の向きが分かりにくいことです。

※ペン先の面は上を向いてる方が書きやすいです。書いてるうちにペン先の面が上向きでなくなってくるので、ペン先の面が上にくるように握りなおします。

私のように使えるお小遣いに限りがある人間からすると、この値段でこの質感とデザインが楽しめるなら、有難くこちらを使わせて頂きます。

いつか本家も使ってみたいですが…。

実用的で満足な書き心地。

字幅は細字(F)です。国産万年筆を同じぐらい字幅は細いです。

書き心地は可もなく不可もなく。感動するほど滑らかではないですが、ストレスを感じるような引っ掛かりがあるわけでもありません。

私にはサイズ感もちょうど良く、スラスラをした書き心地です。手帳やノートでの日常使いに特に問題ない使い心地でした。

キャップポストした状態でのバランスが良くて使いやすい。本来のデザインを堪能しながら書けるので、書いて楽しい、見て楽しい万年筆だと思います。

手帳で使うのにちょうど良い字幅なので、手帳に使っている万年筆とローテーションを組んで手帳用にしたいと思います。

インク充填方法(何式っていうんだろう?)

インクを充填しようとしてビックリ。見たことあるコンバーターじゃない。

どうやら、スポイトのように容器を押して戻る力でインクを吸い上げる仕様のようです。

↑インクボトルにペン先をつけてから手で摘まんでいるところを押して、戻してインクを吸い上げます。

1回では吸いきれないので2回3回と繰り返します。今までやったことのない仕様だったので1つ勉強になりました。

全体的にバランスの良い万年筆

キャップポストした時のサイズ感やバランス。可もなく不可もなくの書き心地。上品な高級感のあるデザイン。それでいて値段が2000円以下!

高い万年筆バンバン買えない、小遣いに限りのある私には有難い万年筆でした。これまで「ジンハオ」「英雄」と中国メーカーの万年筆を使ってみましたが、コスパというか満足度というかがバグってる。

最後まで読んでいただきありがとうございました。左利きの方、万年筆の好きな方の役に立てれば嬉しいです。

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みつけのしろうさぎ

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