万年筆歴10年の左利き 万年筆レビュー【セーラー ふでDE万年】

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万年筆レビュー

左利きの苦い体験の代表格が習字ではないでしょうか?

そして、大きい筆を使う時は右手で書くように強要されるのに、なぜか小筆の時は左手で書いてよいと言われたのは私だけでしょうか?

今回は筆で書いたような字が書けるふでDEまんねんをご紹介します。

ふでDEまんねんを購入した経緯は私が特殊ペン先に興味を持ち、手頃な値段で購入できる特殊ペン先がセーラー万年筆のふでDEまんねんだったので、購入して使ってみました。

ふでDEまんねんはペンを立てると字が細く、寝かせると字が太くなり筆で書いたような字がかける万年筆です。

興味本位で買ってしたが、予想以上に楽しい万年筆でした。

普段使いの万年筆は持っているけど、万年筆の奥深い世界をもっと知りたい方はぜひ使って欲しい。

みつけのしろうさぎ

万年筆歴10年の左利きです。持っている万年筆はだいたい40本。新潟県在住の30代2児の父。
左利きの万年筆に関する情報が少ないのがきっかけでブログを始めました。左利きの方、万年筆に興味のある方のための情報発信をしています。

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セーラー:ふでDEまんねん

sailor(セーラー):名前の由来は「将来は自社の製品を船に乗せて世界へ輸出する」という強い想いと「1人の提督より大勢の水兵が大切」という民主的な想いが込められています。

国内3大万年筆メーカーの1つ。1911年に広島で万年筆の製造を始める。筆記用具やその他文房具の製造販売をしている会社。

ふでDEまんねん:はペン先を立てると字幅が細く、寝かせると字幅が太くなります。筆記角度によって字幅が自由に変えることができます。

ペンを立て気味に持つ方には「若竹」(ペン先角度55℃)ペン先は寝かせ気味に持つ方には「紺」(ペン先角度40℃)がオススメです。

価格1650円(税込み)
字幅特殊ペン先
ボディサイズ収納時:170㎜
筆記時:150㎜
軸径 :15.0㎜
重さ12g
インク充填方法両用式(カートリッジorコンバーター)
キャップネジ式

特殊ペン先への興味。

ふでDEまんねんを買うきっかけは「趣味の道具箱:2024年1月号」の記事でした。記事はセーラーのふでDEまんねんが作られた経緯が載っていました。

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そこで「1本で細字から太字まで使える」という一文が目に留まり、「一本で色んな字幅が使えるって便利だなぁ、使い勝手はどうんなもんだろう」と興味が湧いて購入することにしました。

※特殊ペン先は普通の万年筆のペン先と違い、力の入れ具合で字幅が変わったり、縦の線と横の線で字幅が変わったり、立てて書くのと寝かせて書くので字幅が変わったりするペン先のことです。

小筆のような雰囲気

竹のような緑色。小筆や筆ペンのような雰囲気です。ほかの万年筆に比べるとだいぶ長く感じます。

ペン先が金色なのでちょっと上品な筆といった雰囲気もあります。

ペン先がピョンと反っているので「これでどうやって書くんだろう?」と少し不安を感じました。書いてみるとそこまで難しいことはありません。

このペン先(ふでDEまんねん)で軸が普通の万年筆の商品もあります。

縦書きを楽しむ。

書き心地は可もなく不可もなく。インクがなくなってくると少し抵抗を感じることがあります。

横書きには不向きです。横書き場合、手元は細く書き進めて手元から遠ざかるにつれ字が太くなっていきます。

縦書きの時は最高です。小筆よりも気軽に筆で書いたような字が書けて、インクの濃淡や字の抑揚をまるで筆を使っているみたいに楽しめます。

左利きは縦書きの時、あまり手が汚れないのが嬉しいですね。

ふでDEまんねんは万年筆を立てると字が細い線、寝かせると太い線が書けます。そして、その字幅のコントロールが難しい。

何回か練習して万年筆の立て具合を把握したら、思うような字が書けるようになります。

今は購入した時に付属していたカートリッジを使っています。色はブラックです。

これを使い切ったら、好きな色のカートリッジを買って楽しみたいと思います。

筆箱に入れる際はサイズに注意。

キャップを閉めた状態の長さは170㎜、太さ15㎜、重さ12gです。サインペンの方が長さ137㎜、太さ12㎜、重さ9gです。

キャップを閉めた状態だと他の万年筆より少し長くなります。

筆箱の種類によって出し入れがしにくいことがあります。

キャップを外した長さは150㎜。少しサインペンより長いぐらいです。

キャップポストは出来ない仕様になっています。

ペンを持つと後ろ側が随分長いですが、小筆のようにペンを立てて使うし、本体自体も軽いので書く時の筆記バランスは特に悪くなりませんした。

字の抑揚、インクの濃淡を楽しむ最高の万年筆。

書くことが楽しくなるのはもちろんのこと、書いた文字を眺めて楽しむことができる万年筆です。

普通の万年筆と違い、書いた字に個性が出やすく、字幅もそこそこ太いのでインクの濃淡が出やすくインクの色を楽しむことができます。

より一層万年筆が好きになる万年筆です。

↑墨で書いたような雰囲気になります。黒のインクがなくなったら、違う色を使って楽しみたいと思います。

万年筆が好きで特殊ペン先に興味を持った方、書いた文字やインクの色を楽しみたい方にはオススメの万年筆です。

左利きでも十分に楽しめます。むしろ、縦書きなら左利きの方が使い勝手が良いまであります。

最後まで読んでいただいてありまがとうございました。左利きの方、万年筆好きの方の役に立てばうれしいです。

みつけのしろうさぎ

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