左利きだから万年筆は無理?そんな不安を解消する初心者が万年筆デビューするまでの7つの話。

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万年筆あれこれ

「万年筆に興味はあるけど、左利きだから万年筆を使うのは難しいのかな?」思っていませんか。

万年筆を試してみたいと調べてみるものの、万年筆の情報は出てきても左利きの使い心地に関する情報は少ない。

調べてもよく分からないから、興味はあるけど最初の一歩が出ない。

そんな方へ、万年筆歴10年の左利きの私が伝えます。「左利きでも万年筆は使えるし、楽しめる」と。

まず、「左利きでも万年筆を使えると発信する理由」「万年筆の魅力」について。

そして、万年筆を使ってみようかと思ってくれた方へ「万年筆の選び方」「購入方法」「万年筆の使い方」をお話します。

本記事を読んで「左利きでも万年筆を使えそうだし、楽しめそうだな」と思っていただけたら嬉しいです。

第1話|左利きでも万年筆は使えるし、楽しめる

私がそう断言できる理由は、次の3つです。

  1. アラビア語は右から左に書く(押し書きの人そこそこいる)
  2. 専門家は「左利きは使いづらい」と言っていない
  3. 私自身が左利きで10年以上楽しんでいる

アラビア語は右から左に書く(押し書きの人そこそこいる)

アラビア語は、文字を右から左へ書きます。右利きの人が書くと、ペンを「押しながら」書く形になります。

これは、日本語を左利きで書く状況(押し書き)とほぼ同じです。

アラビア語は20か国以上、約4億人が使用し、世界で5番目に使用者の多い文字体系です。

左利き(押し書き)って少数派だと思っていましたが、世界的にみるとそこそこ押して書く人たちがいるようです。

もちろん、アラビア語圏の人の中にも万年筆を使う人もあるでしょう。

そうすると「左利き(押し書き)だから万年筆が使えない」ことはないのかな、と私は考えています。

専門家は「左利きは使いづらい」と言っていない。

有名なペン先研ぎ師・長原幸夫さんは、こう述べています。

良い万年筆は、左利きでも右利きでもスムーズに書けるものです。

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良い万年筆は利き手の左右は関係ないそうです。

もちろん、左利き特融の不便さはありますが万年筆も日々進化しています。

これまで不良品などを除いて、万年筆を使って書けなかったことはホントに少ないです。

私自身が10年以上、左利きで万年筆を使っている

そして何よりの根拠が、私自身の経験です。

10年以上万年筆を使っていますが、「左利きだから使えなかった」と感じたことは一度もありません。

「筆記角度」「ペンの持ち方」「左利きには万年筆は不向き」等々そんなのはどうでもいいんです。

肝心なのは使えれば、書ければそれでいい。「書ける。そして楽しいが正義」です。

第2話|万年筆の魅力

万年筆の魅力は見て触って楽しい多彩なデザイン、書いて気持ちよい書き味、そして、自分の好みで選べるインクです。

① 多様で美しいデザイン

万年筆の魅力の1つがデザインです。

質感や模様に個性があり、書くだけでなく眺めても楽しいのが万年筆の魅力です。

万年筆は、素材やデザインの幅がとても広いです。

  • 樹脂・金属・木・レジン
  • シンプル、エレガント、ポップ
  • スケルトン、メタリックなど

万年筆のイメージといえばこれ。

落ち着いた雰囲気の中に高級感があり、シンプルなデザインで飽きのこない一生モノの万年筆。

値段の安いモノから高いモノまでポップなデザインから和風なモノ、キャラクターのデザイン、色のグラデーションを楽しめるモノ。

個性豊かな万年筆の世界。

こちらは中身が見えるスケルトンボディの万年筆。

インクの残量が分かったり、万年筆の中に充填したインクの色が見えたり、便利で楽しい万年筆。

ペン先のデザインも個性豊かで、気づくとずっと見てしまう魅力があります。

色違いがあったり、

こうした可愛いデザインのペン先もあります。

② 唯一無二の書き心地

万年筆は、ほとんど筆圧をかけずに書けます。そのため、長時間書いても疲れにくいのが特徴です。

滑らかでスラスラとした書き心地は、ボールペンやシャーペンでは味わえません。

その書き心地にも個性があり、自分の好みの書き心地に出会った時は飛び上がるぐらい嬉しいです。

③ 多彩なインク

万年筆と他の筆記用具の大きな違いは書く時の色を選べることです。

ボールペンやシャーペンだと書く色は基本「黒」です。

たとえ、色を選べたとしても万年筆ほど種類は多くありません。

万年筆用インクは、驚くほど種類が豊富です。

同じ「ブルー」でも、メーカーごとに色味がまったく違います。

万年筆とインクの組み合わせを考える時間も、万年筆ならではの楽しみのひとつです。

自分の気分で書くインク(色)を変えると、「書く」がはかどります。

第3話|万年筆のメリット・デメリット

メリット①「書く」がはかどる

万年筆の個性を感じながら字を書くことが楽しくてしょうがないです。

万年筆1本1本、書き心地が違います。その個性を感じながら日々の書きモノをしていると自然と「書く」がはかどります。

ちょっと面倒なこと(例えば家計簿とか)でも、「万年筆を使う」ことがメインで「書き心地を楽しむついでに面倒なことをやる」になって、わりとスムーズに書き進めることができています。

私は手帳や日記、家計簿やアイディア出しや下書きなど万年筆を使っています。

過去に国家試験の勉強の時も万年筆を使っていました。(問題集の回答と丸つけは最高の作業でした)

書くがはかどるとストレス解消にもなります。

忙しい日常生活でイライラ、イガイガした心でノートに向かうと手が勝手に自分の心をノートに写し取ります。

(※ほとんどが文句や悪口、たまにちゃんとした反省)

書き終わったときには、なんだか心がスッキリしている。

私は万年筆を使っている時、こんなことがよくあります。

メリット② 他の筆記用具にも良い影響が出る。

私が万年筆を使い慣れてきた頃、自然と筆圧が調節できるようになりました。

調節できるようになるとボールペンやシャーペンに良い影響がありました。

まず、ボールペンの書き心地も滑らかになりました。(私は筆圧が強かったです)

以前はボールペンで「ゴリゴリ」と文字を書いていました。(筆記時の下敷き使っていた雑誌に書いた文字が写るほどでした←筆圧で表紙が窪む)

他にも、以前はシャーペンの芯をよく折っていましたが、芯を折る回数が減りました。(というか折らなくなりました。)

他にも書いている最中に紙を破らなくなりました。

万年筆を使い始めて筆圧の調節が出来るようになり、結果的に他の筆記用具の使い心地もよくなりました。

デメリット① 手が汚れることがある。

これは万年筆だけでないかもしれませんが、たまに手が汚れます。

鉛筆で字を書いた後、小指側の側面が黒く汚れるように万年筆で書いた文字をこすると手が汚れることがあります。

あと、万年筆にインクを充填するときに指が汚れることがあります。

ただ、万年筆のインクは水性のモノがほとんどなので、水で洗えば落ちますし、お風呂で体を洗っている最中にいつのまにか消えています。

※万年筆好きが悪化していくと、このインクの汚れも愛おしくなったりします。

手の汚れ対策の詳細はこちら↓

【万年筆歴10年】左利きの万年筆(万年筆を快適に使うコツ) | みつけのしろうさぎ

デメリット② 出費が増えやすい。

初心者向け万年筆で1,000〜5,000円程度。ここ数年、値上がりも続き脱初心者向けの万年筆だち1万円は普通に超えます。

また、インクや紙にこだわり始めるとそれらにもお金がかかります。

趣味としてはお金がかかる方だと思います。

小遣いの少ない私には、経済的に負担が大きいですが、安価な万年筆を中心に楽しみ、年に1~2回ご褒美として高価な1本を買っています。

第4話|初心者の万年筆の選び方(左利き)

左利きの初心者の方には、以下の条件で万年筆を選ぶことをオススメします。

  • 国産メーカー(パイロット/セーラー/プラチナ)
  • 字幅はF(細字)~M(中字)
  • 価格は3,000円前後がおすすめ

国産メーカーの万年筆は文房具店で試筆できることが多く、文房具店からデパートなど幅広い売り場で簡単に購入することができます。

また、ネット通販では定価より安く購入することもできます。

試筆できるなら試筆した方が購入前になんとなく雰囲気(筆記感や書いた線の太さなど)が分かるのでオススメです。

万年筆を試す段階なら、とりあえず国産万年筆を試してみることをオススメします。

字幅とは書いた線の太さのことです。基本的に細い方からF(細字)M(中字)B(太字)があります。

使い用途によって、選ぶ字幅が異なります。手帳や日記などはF(細字)、日記から手紙などはM(中字)といった感じです。

試筆試筆うるさいですが、自分が何に使うか想像しながらF(細字)とM(中字)を試筆して感触や雰囲気を確かめておくと字幅を選びやすいです。

B(太字)は日常生活で使ったことがないので、よく分かりません。

試筆が面倒とか、通販で買う方にはF(細字)かMF(中細)をオススメします。MF(中細)は細字と中字の間ぐらいの太さです。

セーラー万年筆のプロフィットjrはMF(中細)なので、考えるのが面倒な人はプロフィットjrから試してみるのもありです。

初心者の方にオススメする万年筆の価格帯は人によって異なりますが、私は予算3000円ぐらいで考えると良いかなと思います。

これは個人的な金銭感覚の問題ですが

もし、私が万年筆初心者で万年筆にハマらなかった場合、「万年筆」という経験に払っても心の傷が浅く感じるのが3000円だからです。

3000円なら「まぁ少し高いけど、いい経験でした。」と思って忘れられますが、5000円だとちょっと後悔してしまいそうなので予算3000円をオススメしています。

より詳細はこちら【万年筆歴10年】左利きの万年筆の選び方(基本情報の見方) | みつけのしろうさぎ

私のオススメ万年筆はこちら↓

私が初心者ならこれを買う。【万年筆歴10年 左利きのおすすめ 3選】 | みつけのしろうさぎ

第5話|万年筆の購入方法(通販と実店舗)

主な万年筆の購入方法は「通販で買う」か「実店舗で買う」です。

私は通販7割、実店舗3割ぐらいの比率で買っています。

通販の割合が多い理由は「実店舗より通販で買う方が安いことが多いから」と「欲しい万年筆が近所で売っていない」の主に2つです。

実店舗で購入する時は「欲しい万年筆が近くに売っている」「通販で売られている価格とあまり変わらない」時です。

「通販」と「実店舗」、それぞれで購入するときに私が感じたメリット、デメリットをご紹介します。

通販のメリット・デメリット

メリット

  • 欲しい万年筆が簡単に見つかる
  • 実店舗より安く買えることが多い
  • 字幅やカラーなど、選択肢が豊富

通販最大の魅力は、「欲しい万年筆・欲しい色・欲しい字幅」を一度に探せることです。

万年筆の品ぞろえが豊富な店舗は少なく、地方では特に選択肢が限られます。その点、通販なら全国どこからでも選べます。

値段に関しても店舗だと定価で売っていることが多いですが、通販の場合定価より安く売られていることがあります。

デメリット

  • 実際のサイズ感や色味が分からない
  • 書き心地を試せない
  • 返品・交換がやや面倒

通販のデメリットは実際のサイズ感や色、書き心地が手元に届くまで明確に分からないことです。

通販で買って届いたけど、「思ってたより小さい」とか「思ってた色味と違う」「思ってたより字幅が太い」なんてこともたまにあります。

また、定価よりかなり安く買えた時に「かなり安くなっているのには、それなりの理由」があることがたまにあります。

買った商品が目の前にくるまで状態がはっきり分からないのは結構不安です。※大幅な値下げがされている商品の場合

実店舗で買うメリット・デメリット

メリット

  • 試筆できる場合がある
  • 実物を見てサイズ感が分かる
  • 購入後すぐに使える
  • 返品・交換がスムーズ

実店舗最大の魅力は、実際に見て、触って、試せることです。

試筆できるお店では、字幅ごとの雰囲気や書き心地を体感できます。

「思っていたのと違った」という失敗が少ないのは、実店舗ならではの安心感です。

デメリット

  • 定価販売が多い
  • 選択肢が限られる
  • 店舗まで行く手間がかかる

万年筆にハマると店舗巡りも楽しいですが、初めの頃はこれが苦痛でしょうがいない。

特に田舎だと店の数も多くないし、店までの距離も遠いし、行ってみないと欲しい万年筆があるかどうかも分からない。

ある程度の時間と体力を要すること、しかも欲しい万年筆の在庫がなく無駄な努力になる可能性もあることが実店舗のデメリットでしょう。

私のおすすめの買い方

私が一番おすすめするのは、この方法です。

実店舗で実物を確認 → 通販で価格をチェック → 安い方で購入

実物でサイズ感や書き心地を確認できれば、通販のデメリットをかなり減らせます。

店舗に実物がなければ、通販で買うしかないですが…。

第6話|万年筆の使い方と洗浄方法

ここでは、万年筆を買ってから「書く」までの流れと、定期的に必要な洗浄方法を解説します。

万年筆を開封する

箱を開けたら、まずは以下を確認しましょう。

  • 万年筆本体
  • 説明書
  • 保証書

保証書は必ず保管してください。

また、箱や説明書なども捨てずに綺麗に取っておくと、使わなくなって売るときに箱無しよりも多少いい値段がつくかもしれません。

その後は、見た目を眺めたり、持ったときの質感を楽しんだり。この時間も万年筆の楽しみのひとつです。

そして、不良品だったら返品しましょう。

インクを充填する(初心者はカートリッジ)

初心者の方には、カートリッジがおすすめです。

  • 装填が簡単
  • 購入時に1本付属していることが多い
  • 手が汚れにくい

コンバーターやボトルインクは別売りで、準備や手間も増えます。

まずはカートリッジで「万年筆で書く楽しさ」を体験してみてください。

数日にわたって、ひたすら書く

インクを入れたら、とにかく書いてみましょう。

  • メモ
  • 日記
  • 落書き

何でも構いません。

万年筆は、使い始めよりも数日使った後のほうが書きやすくなることが多いです。

最初に「あれ?思っていたのと違うかも」と感じても、少し使い続けてみてください。

おまけ|万年筆の洗浄方法

ここでは、カートリッジ・コンバーター両用式の洗浄方法を紹介します。

用意するもの

  • 水を入れたコップ(汚れてもよいもの)
  • 乾いたタオル
  • 洗浄する万年筆

万年筆を分解する

胴軸・首軸・カートリッジ(またはコンバーター)・キャップに分解します。

※吸入式万年筆は分解できないため、そのまま洗浄します。

水道の流水で洗う

首軸を流水にさらす(透明になるまで)

コンバーター使用時は、水を吸って吐く動作を繰り返す

インクが完全に抜けるまで洗いましょう。

タオルの上で乾燥させる

  • 水分を拭き取る
  • 風通しの良い場所で自然乾燥

完全に乾いてから組み立てます。

洗浄しないと起きるトラブル

少々放置していても書けなくなることはありません。

しかし、長期間放置すると洗浄をしないとインクが固まってインクの出が悪くなり、書き心地が悪くなることがあります。

洗浄頻度は人それぞれですが、私は書き心地が悪くなったり、インクが切れた時に洗う程度で、だいたい2~3か月に1回です。

第7話|左利きで万年筆に興味がある方へ

少しでも万年筆に興味があるなら、使ってみて欲しい。使って体感してぜひ万年筆にハマって欲しい。

万が一、ハマらなくても世の中にはこういう筆記用具があるのかと経験にしてもらえたら嬉しいです。

万年筆を知っていれば、贈り物として万年筆を選択肢に入れられます。

万年筆でなくても、素敵なボールペンを贈るアイディアの一助になるでしょう。

まずは万年筆に出会って欲しい!

万年筆は手間の多い筆記用具です。

しかし、その手間をかけてる時間が自分にとって大切な時間になります。

万年筆を取り出し眺めてるひと時、キャップを回しキャップを外すひと時、インクの出具合を確かめるために試し書きするひと時、インクを充填するひと時、書く時以外に色んな手間があります。

万年筆は忙しい日常の中で速まった時間の流れを緩めてくれる「間」を持っている素敵な筆記用具だと思います。

「私は左利きだから、万年筆は使えないよ」と思っている方、ぜひ万年筆を手に取って使ってみてください。

少しの慣れで、左利きでも万年筆は使えます。そして、きっと楽しくなります。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。万年筆が好きな方、左利きの方の役に立てば嬉しいです。

みつけのしろうさぎ

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