今回はパイロットのプレラです。先日、新潟県内の文具館という文房具屋さんで購入してきました。
私はこの万年筆がとても気になっていました。理由は私の持っているパイロットのステラ90sに形が似ているからです。
ステラ90sがとても使いやすいので、似た形をしているプレラも使いやすいのではないか?と期待していたとろこです。
万年筆歴10年の左利きがプレラのサイズ感やデザイン、書き心地を中心にレビューしていきます。
残念ながらステラ90sは値段が1万円するし廃盤になっています。
しかし、プレラは3300円で買えるし現在も売っているので、このレビューが左利きの方、万年筆に興味のある方の多少の参考になれば嬉しいです。
使ってみた感じはバッチリでした。サイズ感もよく、カラーバリエーション豊富で3300円で買える。書き心地も安定のパイロット。
パイロットの1000円~3000円ぐらいの万年筆といえば、カクノ、ライティブ、コクーンと名前が挙がりますが、私は「プレラもあるよ!」と言いたいです。
PILOT(パイロット)・プレラ
パイロット(PILOT):日本の企業で、筆記具や手帳などのステーショナリーを製造・販売しています。
1918年に日本初の純国産の金ペンを製造した並木良輔が、東京商船学校の同窓である和田正雄とともに
株式会社並木製作所を設立しました。
船乗りであった創業者たちの「業界の水先案内人でありたい」という想いを込めて作られた国産初の万年筆が「パイロットペン」と名づけられ、のちの社名の由来になりました。
その後、1938年にパイロット萬年筆株式会社に、1989年には株式会社パイロットに商号を変更しました。
現在は、万年筆やボールペン、消せるボールペン「フリクションボール」などの革新的な商品を開発しています
プレラ:パイロット プレラ (Pilot Preppy) は、パイロットコーポレーションが製造している万年筆のシリーズです。プレラシリーズは、特に学生や若者に人気があります。以下のような特徴があります:
- デザイン: シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴で、さまざまなカラーとデザインのバリエーションがあります。
- サイズと重さ: コンパクトで軽量で、持ち運びに便利です。
- インク: シャープペンシルと同様に、インクの流れが安定しているため、書く際に滑らかな感触を提供します。
- 価格: 他の高級万年筆に比べて手頃な価格で提供されています。
プレラシリーズには、多くのバリエーションがあり、それぞれ異なる特徴やデザインがあります。例えば、プレラG、プレラM、プレラCなどがあります。
価格 | ¥3300(税込み) |
ペン先 | 特殊合金 |
字幅 | 細字(F)中字(M) |
ボディサイズ | 収納時:120㎜ 筆記時:135㎜(キャップポスト有り) 筆記時:107㎜(キャップポスト無し) 軸径 :12㎜ |
重さ | 全体 :16g キャップ:8g 本体 :8g |
インク充填方法 | 両用式(カートリッジorコンバーター) |
キャップ | 勘合式(カチッとハマるタイプ) |
私のお気に入りのサイズ感
収納時の長さは120㎜、太さ12㎜、重さが16g。
サインペンの長さ140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
長さは比較的短い万年筆です。筆箱に入れてもいいし、手帳にちょうどいい便利なサイズ感です。
キャップポストした長さは135㎜、太さ12㎜、重さ16g。
サインペンの長さ140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
※キャップポスト=キャップを尻軸にハメた状態。
個人的(30代170㎝、男性)にちょうどよいサイズ感です。
長すぎず短すぎず、細すぎず太すぎず。
キャップポストなしの状態の長さが107㎜、軸径12㎜、重さ8g。
サインペンの長さ140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
キャップポストしないとかなり短いです。
この状態で書くのは少し窮屈に感じると思います。小さい子どもさんにはちょうど良さそうなサイズ感です。
カラーバリエーション豊富で選びやすい。
見た目はこんな感じ↑
カラーバリエーションが多くノーマルで5種類。透明軸の「色彩逢い」シリーズで7種類あります。
字幅はノーマルが細字(F)と中字(M)。「色彩逢い」シリーズが細字(F)中字(M)とカリグラフィ(CM)があります。
素材は色のついているところが樹脂で金具が金属です。
触っている感じ、薄いプラスチックのような安っぽさは感じません。
キャップは勘合式(カチッとハマるタイプ)で取り出して書き出しやすいです。
収納時のサイズが小さめなので手帳のお供にしやすいかなと思いました。
シンプルなデザインなので、日常的に使っていても飽きがこない。
特徴的なデザインはすごく気に入っているとかでなければ、どっかで飽きがきて使わない期間があったりします。
ペン先のデザインは「PILOT」と「SUPER QUALITY JAPAN」(スーパークオリティジャパン)の文字。
なんだか主張が強い気もしますが、ホントにスーパークオリティだから仕方ない。
安心安定のパイロット。
キャップポストした状態で書いてみた感じはとても良かったです。
私の買ったプレラは少しインクフローが渋めでしたが、不都合のない範囲です。
スラスラとした引っかかりのない書き心地でした。
筆圧はだいたい50g前後です。(キッチンにある計りで測りました)
そして、何より嬉しいのがキャップポストして気持ちよく使えることです。
普通サイズから大きめサイズの万年筆だと、キャップポストするとキャップをハメた後ろ側が重くなってしまい、使い心地が悪くなってしまいます。
少し小さめサイズのプレラはキャップポストした状態が書く時にちょうど良いサイズになるのでGOOD。
キャップを外さない方が使い心地は良いですが、キャップを外しても使えます。
私の手の大きさだと少し持った時に窮屈な感じがします。
しかし、どんな形でもある程度の使いやすさを感じるところにパイロットの凄さがあります。
大きく外さない抜群の安定感のあるパイロットは初めて使う人にススメやすい。
キャップポストして使うならプレラ!
キャップポストして万年筆を使いたいなら、手帳のお供を探しているなら、プレラは検討の余地があります。
低価格でキャップポストした時の使い心地も良いです。万年筆が大好きで何十本も万年筆をもっていない限り、ずっと主力で居続けるタイプの万年筆だろうなと思いました。
カラーバリエーションも多く、3300円と万年筆にしては安めの値段で買えるもの有難いところ。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。左利きの方、万年筆に興味のある方の役に立てば嬉しいです。
みつけのしろうさぎ
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