シンプルなデザインと高い品質、手頃な値段でドイツで親しまれている筆記具メーカーのSchneider(シュナイダー)。
そのシュナイダーのBesa(ベース)をご紹介します。なんと‼ありがたいことにシュナイダーのベースには「左利き用」があります。
ベースは私が初心者の方にオススメする万年筆の1つです。
本記事ではシュナイダーのベース(左利き用)を【万年筆歴10年の左利き】がサイズ感やデザイン、書き心地を中心にレビューします。
使ってみた感じ、シュナイダーのベースは書き味よくシンプルで使いやすい万年筆でした。初めての「左利き用」万年筆ならこれをオススメします。
シュナイダー:ベース
シュナイダー:1938年創業のドイツの筆記具ブランドです。職場や家庭、学校で広く使われています。ペンの製造を「メイド・イン・ドイツ」で行っています。
ベース:軽くて丈夫なボディで扱いやすい。イリジウムを使用したペン先と人間工学を基に設計されたグリップがスムーズな書き心地と握りやすさを生んでいます。
波形のフォルムのグリップも特徴のひとつです。(普通紙50枚が挟めるらしい)
価格 | 2,640円(税込み) |
ペン先 | ステンレススチール |
字幅 | L(左利き用) ※国産万年筆の細字より少し太い。 |
サイズ | 収納時:140㎜ 筆記時:160㎜(キャップポスト有り) 筆記時:128㎜(キャップポスト無し) 胴軸 :12㎜ キャップ軸:14㎜ |
重さ | 18g |
インク充填方法 | 両用式(カートリッジorコンバーター) |
キャップ | 勘合式(カチッとなるタイプ) |
使いやすい普遍的なサイズ感。
収納時の長さは140㎜。胴体の太さ12㎜、キャップの太さは14㎜。重さ18g。
サインペンはサインペンの長さ140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
収納時のサイズはサインペンとあまり変わりません。キャップ部分が14㎜あるのでベースの方がかなり大きく感じます。
筆箱に入れていても他の筆記具と喧嘩せず、持ち歩くのに特に気を遣わずとても便利です。
キャップポスト無しの状態だと長さ128㎜、太さ12㎜、重さ10g。
サインペンの長さ140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
※キャップポスト=キャップを尻軸にハメた状態。
使いやすい長さと太さ、重さでした。たくさん書いても疲れません。
キャップポストした状態の長さは160㎜、太さ12㎜、重さ18g。
サインペンの長さ140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
※キャップポスト=キャップを尻軸にハメた状態。
キャップポストしてもキャップが尻軸にカッチリハマりません。キャップポストはできない仕様なのかな?
キャップポストしても不安定なので、この状態では使ったことがありません。
スマートでシンプル、何より形が秀逸。
シンプルなデザインに特徴的なクリップで余計な装飾のない感じです。
メーカーも普段使いを意識しているだけあり、普段使いするのに飽きがこないデザインだと思います。
飽きがこないので、使う万年筆に迷ったら「とりあえずベースでいいか」と自然と使用回数が増えています。
ペン先のデザインはとてもシンプルでメーカーのロゴと左利き用を表す「L」のみ。
万年筆全体のデザインとも合って統一感があります。
クリップは普通紙が50枚挟めるみたいです。
厚めの紙やカバンのポケットにも挟めるので、カバンのポケットやファイル、薄めのバインダーにも挟んで持ち運べます。
キャップが勘合式(カチッとなるハマるタイプ)なので、筆箱からと出してパッとキャップを外してサッと書き出せます。
左利き用万年筆の特徴はそのペン先です。
左利き特有の「押し書き」でもスムーズに書けるようにペン先のペンポイント(丸い部分)の形が普通の万年筆と異なります。
↑の画像がシュナイダーのベース(左利き用)↓の画像はプラチナのプレジールです。
↑はプラチナのプレジール。シュナイダーのベースに比べると少しスリムなペンポイントをしています。
ベースの大きな特徴の1つがグリップです。
滑り止めのラバーが付いているので、筆記時に手元がズレません。
(私は押し書きすることが多いので、汗などで書いている手が段々とペン先に寄っていくので、ラバー仕様のグリップはとても嬉しいです)
そして、グリップの形状がただの円径ではなく、握りやすい形状になっています。
万年筆を握った時「手にフィットする」感触を得たのはベースが初めてです。
注意点としてグリップ部分が汚れやすいです。カートリッジで使えばこんなに汚れないと思います。
コンバーターを使ってインクを吸入する時、インクが首軸やグリップについてしまうことがあります。
※私の使い方が悪いかもしれませんが…。
スラスラとした気持ちよい書き心地。
最初はペン先の角度が悪くうまく書けませんでした。ペン先の面を上向きからやや内向きに調節したところ、スムーズに使えるようになりました。
書いてみた感じは引っ掛かりもなくスラスラとした気持ち良い書き心地です。字幅は国産メーカーの細字より少し太いぐらいです。
滑り止めラバー付きのグリップのおかげで筆記時に手元が滑ることもなく使いやすいです。(これ左利きにはとても有難い)
日常ではアイディア帳やブログ原稿の下書きに使っています。
小さめの手帳に使うにはちょっと字幅が太いように感じる時があります。国産万年筆の細字(F)より若干太い。
手帳で使っていても不便はほとんどないですが、手帳のスケジュール(カレンダー)に予定を書き込む時、画数の多い感じは字が潰れることがありました。
左ききの道具店との出会い
↑これはシュナイダーのライズを買った時に同封されていた明細書に書かれていたモノです。
この万年筆は「左ききの道具店」さんで購入しました。左利き用万年筆を求めて、ネットを徘徊していた時に見つけました。
他にも色んな左利き用の道具を販売しているみたいなので、左利きの方は良かったら覗いてみると楽しいかもしれません。
(右利きの方も普段とは違う工夫がされている道具をみるのは楽しいかもしれません)
私はこの「左ききの道具店」さんのファンです。(売上にはあまり貢献していませんが…)
左ききの道具店さんのみで販売しているカラーもあるので、購入の検討する時はこちらから公式サイトを覗いてみて下さい。
※カラーは限られますがAmazonでも楽天でも売ってます。
Schneider 万年筆「Base」全7色/左手用 – 左ききの道具店 (hidari-kiki.jp)
初心者(左利き)に勧める1本。
まず、手頃なお値段で「左利き用」を作ってくれてありがとうございますm(__)m
ベースは手頃な値段でひっかかりのないスラスラとした書き味とスマートで使いやすいデザインが素晴らしい。
もし、私が「最初に買う左利き用万年筆どれがいい?」と相談されたら1番に名前が挙がる万年筆です。
他の左利き用万年筆も知りたい方はこちら↓
【万年筆歴10年】左利き用万年筆 実際に使ってみた5本 まとめ | みつけのしろうさぎ (mitukenosirousagi.com)
ここまでお読みいただいてありがとうございます。左利きの方、万年筆の好きな方の役に立てば幸いです。
みつけのしろうさぎ
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