【万年筆歴10年】左利きの万年筆レビュー(セーラー・プロフィット21 レフティ)

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左利きの万年筆レビュー(セーラー プロフィット21 レフティ) 万年筆レビュー

国産万年筆唯一の左利き用の万年筆。セーラーのプロフィット21レフティ。通常のプロフィット21のペン先を左利きが使いやすいように研いだモデルです。

セーラーのプロフィットシリーズの顔とも言えるプロフィット21に左利き用があるのはとても嬉しい。

プロフィット21は2023年5月の広島県で開催されたG7サミットで各国首脳やその配偶者の方が記帳するときに使われました。

名実ともに確かなプロフィット21ですが、値段が3万3000円と高いだけに買う前に色々心配になることが多いと思います。

本記事は万年筆歴10年の左利きが実際にプロフィット21レフティを使ってみたレビューを以下のポイントを中心にまとめたものです。

  • サイズ感
  • デザイン
  • 書き心地

私が購入したのは、カラーがマルンで字幅はF(細字)です。「控えめに言って予算があるならこれでいい」と左利きなら自信を持ってオススメできる万年筆です。

みつけのしろうさぎ

万年筆歴10年の左利きです。持っている万年筆はだいたい40本。新潟県在住の30代2児の父。
左利きの万年筆に関する情報が少ないのがきっかけでブログを始めました。左利きの方、万年筆に興味のある方のための情報発信をしています。

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セーラー:プロフィット21レフティ

セーラー :1911年広島の呉市に創業。(前身 阪田製作所)「プロフィット」や「プロフェッショナルギア」などのシリーズがある。

名前の由来は「将来は万年筆を船によって輸出して海外してセーラーを世界へ」という念願と「ひとりの提督より多くの水兵(セーラー)が大切」という民主的思想から。

プロフィット21 レフティ:きめ細かさと力強さが融合。美しいフォルムが掌にやさしくフィット。さりげなく、品格をしのばせます。『プロフィットシリーズの顔』ともいえる1本です。

21金ペン先に24金メッキを施した黄金のペン先!

しなやかで滑らかな書き心地、美しいフォルムで筆記しやすい太さ、左利き用に調整されたペンポイント。左利きの為に作られた万年筆。

定価¥33,000(税込み)
※Z(ズーム)MS(ミュージック)は¥35,200(税込み
字幅EF(極細)F(細字)M(中字)MF(中細)B(太字)
Z(ズーム)MS(ミュージック)
ペン先21金+金メッキ
本体PMMA樹脂
ボディサイズ収納時142㎜
筆記時155㎜
最大軸径13,5㎜
重さ21.6g(空)
25g(インク入り)

※Z(ズーム):筆記角度や縦線、横線の違いにより細い線から太い線まで強弱のある線が自在に書けます。使い方によって利便性を発揮するクリエイティビティなペン先です。

※MS(ミュージック):本来は楽譜用。横線は細く縦線は太く書けます。デザイン文字などにも適していると人気が高まり、多彩に用途が広がっています。

最高に書きやすいフィルムとサイズ感

サインペンと比べると軸はそこそこ太く、長さは少し短いぐらい。筆箱に入っていても邪魔にならないサイズ感です。

少しプロフィット21の方が重いですが、持っていて疲れる重さではありません。

キャップポスト無しの状態だとふた回りぐらい短くなります。短いですが軸の太さがあるので書くのに不都合のないです。むしろ持ちやすいし使いやすいです。

手帳などで小さい字を書く時や講義の板書などある程度ササっと書きたい時はこの状態で書いてます。

キャップポストするとサインペンよりちょっと長くなります。太さがあるので持ってみると画像よりもっと大きく感じます。

日記やアイディア帳などゆったり落ち着いて書きたい時はキャップポストした状態で書いています。

王道の万年筆デザイン

フィルムは丸みがあり持ちやすい。赤茶色に金色の装飾が落ち着いた高級感があります。

万年筆の王道デザインに赤茶に金という高級感が筆記時の気分を上げてくれます。

また、機能的にも握りやすい、書きやすい、疲れにくいサイズ感(長さ、太さ、重さ)です。

大きめのペン先が存在感抜群で、しかもペン先のデザインと渋い金色の組み合わせがカッコイイ。

左利きにとって丁度良い書き心地。

左利きにとって、悩ましいのは書き心地が滑らかすぎると筆記時に「滑ってしまうこと」です。

こんな時に滑ると感じます。

  • 「トメ」が止まらない。
  • 「ハネ」がハネすぎる
  • 「ハライ」が伸びてしまう

プロフィット21は滑らない程度の書き応えがありながら、ペン先はしなやかでスラスラとした書き心地です。

特に小さい字を書く時、サッサと素早く書く時に「滑る」と書けないことはないですが、そこそこストレスを感じます。プロフィット21レフティは「滑らない」ので有難い。


インクが減ってくると書き応え(言い換えると抵抗)が強くなるので、その時はインク充填のサイン。
今はパイロット色雫の山葡萄を入れています。

本体の色とマッチしていて、一生この万年筆はこのインクにしようかと思っています。

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21金ペン先(気分が上がる存在感)

見栄っ張りな私からすると、「21金」というステータス性には魅力を感じます。(鉄メダルより金メダルがカッコイイ。

ペン先が金かステンレスかなんて、パッと見ただけでは分からない部分です。しかし、この万年筆を使っている時、ただの「書く」が特別に気分の上がる「書く」になります。

ただの自己満足ですが、金ペンで書いているという特別感がこの上なく嬉しいです。

購入時のアドバイス F(細字)MF(中細)

私が1つ後悔しているのが、F(細字)じゃなくてMF(中細)でも良かったかも…というモノです。

書き心地の滑らかさだけを考えるとMF(中細)の方が書き心地は滑らかだと思います。

F(細字)であれば、手帳などで書くような小さい字にも対応できるし、そもそも書き心地も良いのでF(細字)でも充分です。

購入を検討されている方はぜひ試筆してから購入することをオススメします。(それ以外の字幅やペン先の種類を検討されている方も)

とはいえ、プロフィット21レフティの試筆ができるお店は少ないです。なので、通常のプロフィットでF(細字)MF(中細)を試筆すると良いと思います。

正確ではありませんが、ある程度の字幅と滑らかさを把握しておくと購入した後の後悔が少なくて良いと思います。

左利き用万年筆の中で最高。

私は左利き用万年筆を5本持っています。プロフィット21レフティは左利き用万年筆の中で間違いなく最高の万年筆です。

サイズ感、書き心地、値段(泣)全てにおいて最高です。一生モノの万年筆です。(デザインは好みによります)

予算があるなら、これで良いと思います。

購入する際、普段使いするなら細字と中細どちらにするかよく検討して頂ければと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。万年筆好きな方、これから万年筆を始める左利きの方の役に立てば幸いです。

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みつけのしろうさぎ

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