【万年筆歴10年の左利き】万年筆レビュー プラチナ #3776センチュリー

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万年筆レビュー

国内外にファンが多いプラチナ万年筆の3776センチュリーですが、左利きにはどんなモノでしょうか?

#3776センチュリーは初めての金ペン万年筆としてもよく名前が挙がります。ずっと気になっていたけど、なんとなく後回しにしてきました。

ようやく、今回購入することが出来たので#3776センチュリーをサイズ感やデザイン、書き心地を中心にレビューしていきます。

私が購入したのはスターウォーズデザインで通常モデルとはデザインが違います。

しかし、サイズ感や書き心地はほとんど同じなので#3776センチュリーが気になる方の参考になればと思います。

使ってみた結果はさすが愛用者の多い万年筆。少し太めで持ちやすいサイズ感と左利きの私が使っても書き心地の良さがある万年筆でした。

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プラチナ #3776センチュリー スターウォーズ

プラチナ万年筆(株):日本の筆記具メーカーで、1919年に中田俊一さんが岡山県で創業しました。最初は輸入万年筆のお店でした。

1924年に東京の上野で中屋万年筆製作所を設立。1942年に社名をプラチナ萬年筆に変更。

長い歴史を持ち、カートリッジ式万年筆、インクが2年間乾かないスリップシール機構など開発した。

機能やデザイン、素材にこだわった筆記具を提供することで知られています。

#3776センチュリー:ミスター万年筆と称された作家の梅田晴夫さんが中心の研究グループにより
日本の文字を美しく書く」ための「理想の万年筆」を目指して開発されてました。

3776は富士山の標高を表しており、「日本最高峰」の万年筆を目指すという意味を込め名づけられました。1978年に発売されて以来多くの愛好家を持つプラチナ万年筆を代表するベストセラー万年筆です。

インクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」を搭載しており、2年間もインクが乾燥しません。また、様々なデータを元に試作を重ねて作られた大型のペン先が特徴です。

通常モデルの他にさまざまなデザインや限定モデルがあり、蒔絵やセルロイドなどの特別な素材を使用したモデルも存在します。

公式の#3776センチュリー紹介→センチュリー | プラチナ万年筆 (platinum-pen.co.jp)

価格¥22000(税込み)通常モデル
¥36300(税込み)スターウォーズモデル
字幅UEF(超極細)EF(極細)F(細)SF(軟細)
M(中)B(太)C(極太) 全6種類
ボディサイズ収納時:140㎜
筆記時:120㎜(キャップポスト無し)
筆記時:155㎜(キャップポスト有り)
軸径 :13㎜
重さ全体  :25g(インク充填済み)
本体  :14g(インク充填済み)
キャップ:11g
インク充填方法両用式(カートリッジorコンバーター)
キャップネジ式

握りやすい太さとちょうど良いサイズ感。

収納時の長さは140㎜、太さは本体が13㎜でキャップが15㎜。重さが25g。

サインペンの長さは140㎜、太さ12㎜、重さ8g。

サインペンと比べて太さはあるものの、長さは同サイズ。

筆箱に入れていても万年筆がすごい場所取るってこともなさそうです。

キャップポストした状態だと、長さ150㎜、太さは本体が13㎜、キャップが15㎜。重さは25g。

キャップポストした状態だとキャップの分だけ後ろ側が少し重くなります。

すごく後ろ側が重くなって不快という感じはありません。

この状態のデザインが凄くカッコいい。

※キャップポスト=キャップを後ろ側にハメた状態。

キャップポストしない状態だと、長さが120㎜、太さ13㎜、重さ14g。

キャップポストしない状態だと万年筆を握った時に少し短く感じます。慣れるまで少し窮屈に感じるかもしれません。

私は170㎝男性です。手は大きいとも小さいとも言われたことないので、おそらく平均的な手の大きさだと思います。

ファンは泣いて喜ぶスターウォーズの世界。

何と言ってもこのデザイン!私が買ったのは「ダース・モール」仕様。

ダース・モールは「スターウォーズ:エピソードワン、フォントム・メナス」で敵ボスの弟子として主人公たちと戦うキャラクターです。

全身に赤と黒の入れ墨をしていて、特徴的なダブルブレードのライトセーバーを使います。

そんなダース・モールの顔と体のデザインをキャップと万年筆本体に施しています。

頭のてっぺん(キャップ)から足の先(ペン先)までスターウォーズ仕様になっており、これだけで無条件で最高です。

通常版の#3776センチュリーは5色(黒・白・赤・青・緑)があります。

通常版以外にも様々な素材やデザインの#3776センチュリーがあります。

これは聞くより見た方が分かりやすい。

公式の#3776センチュリー紹介→センチュリー | プラチナ万年筆 (platinum-pen.co.jp)

ペン先は14金の大型ペン先です。黒鉄色(濃い目のグレー)がカッコイイ。ペン先のデザインは通常版と異なります。真ん中には帝国軍のエンブレムが刻印されています。

エンブレムの下は「GALACTIC EMPIRE」(銀河帝国)と刻印がされています。


#3776センチュリーの大型ペン先に目一杯スターウォーズの世界がデザインされているので、最高です。

分かりにくいですが右側の#3776センチュリーの方がグレーがかっているのが分かるでしょうか。

伝わりにくくて申し訳ないですが、この黒鉄色(濃いグレー)がとてもカッコいいんです。

ちょうど真ん中の書き心地。

字幅は細字(F)です。全体的にサラサラとした書き心地です。左利きの私でも特に違和感なく使うことが出来ました。

個人的な感想ですが、パイロットの万年筆ほどスラスラしていないけど、セーラーの万年筆よりスラスラしていると感じました。

書き心地に加えてスターウォーズデザインの見た目がホントにカッコよくて、いつまでも使っていたくなりました。

キャップポストした状態で使うと少しだけ後ろ側の重みが気になります。特に小さい文字を書いたり、ササッと素早く文章を書いたりするときなど。

ノートに原稿の下書きを書いたり、日記などで少し大きめの字をのんびり書く分には何も気になりませんでした。

キャップポスト無しの状態で使うと、小さい文字やササッと文章を書くのも違和感なくいけました。

ただ、私の手には小さめなのか、ペンを握っていて少し窮屈に感じました。

その窮屈さも書くことに支障が出るほどではありません。強いて言えば少し小さいと感じる程度です。

さすが、世界でも人気の万年筆。

色々書いてみて、触ってみて分かったのは#3776センチュリーはなんだかんだ「これがいいな」と思わせる万年筆でした。

お気に入りのスターウォーズデザインというのもありますが、筆箱の中を眺めた時に「今日はこれにしよう」といって使う回数が多くなりました。

なぜかというと、品のあるデザインと書き心地の良さに加え、インパクトのある大型ペン先が他とは違う雰囲気を出していて勝手に#3776センチュリーに手が伸びてしまうからです。

間違いなく私の主力万年筆の1本です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。左利きの方、初心者の方の参考になれば嬉しいです。

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