今回は偶然オフハウスで見つけたパーカーのアーバンをご紹介します。
私事ですが、最近引っ越しました。使わないモノをオフハウスやハードオフに売りに行った時に見つけたのがこのパーカーのアーバンです。
日本では未発売のモデルらしいですが、Amazonでは少し売っているみたいです。
分からない事も多く、参考にならない部分も多いですが、「こんな万年筆もあるのか」と皆さんに少し話題が提供できれば嬉しいです。
中古のパーカーのアーバンを【万年筆歴10年の左利き】が書き心地やデザイン、サイズ感を中心にご紹介したいと思います。
使ってみた感想は値段のわりにデザインに高級感がありとても良かったです。使い勝手も良さそう。
あとは書き心地に関して詳細が分かれば…。(中古で買ったので書き心地はそこそこでした)
パーカー・アーバン
パーカー:1888年、ジョージ・サッフォード・パーカーさんが初めてペンの特許を申請。これがパーカーの始まりです。
パーカーは1962年にエリザベス女王から、1990年にチャールズ皇太子から「ロイヤルワラント」の認定を受けています。
本部移転や買収などを経て、2000年ニューウェル・ブランズのサンフォードの傘下になっています。
万年筆では「デュオフォールド」「ソネット」「IM」など心惹かれる万年筆を多数展開しています。
アーバン:どうやら日本では未発売のようです。Amazonでは売ってます。
ファッションと現代都市からインスピレーションを得た「パーカー・アーバン」。独自にカーブしたスタイルが印象的な万年筆です。
価格 | 5000円~10000円(Amazon調べ)) |
ペン先 | ステンレススチール |
サイズ | 収納時:135㎜ 筆記時:125㎜(キャップポスト無) 筆記時:149㎜(キャップポスト有) 軸径 :13㎜ |
重さ | 全体 :35g 本体 :22g キャップ:12 |
字幅 | 細字(F) |
インク充填方法 | 両用式(カートリッジorコンバーター) |
高級感のある重みとサイズ感。
収納時の長さは135㎜、軸の太さが13㎜、重さ35g。
サインペンの長さは140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
持ってみるとずっしりした重さを感じます。
長さと太さがサインペンより少し大きいぐらいなので、筆箱に入れても極端に場所をとることはありません。
キャップポストした状態の長さは149㎜、軸の太さ13㎜、重さ35g。
※キャップポスト=キャップを尻軸(後ろ側)にハメた状態。
サインペンの長さは140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
キャップポストした状態だと少し長く感じます。
キャップだけで重さ12gあるので、この状態で万年筆を握ってみると後ろ側がかなり重く感じます。
キャップポスト無しの状態の長さは125㎜、軸の太さ13㎜、重さ22g。
※キャップポスト=キャップを尻軸(後ろ側)にハメた状態。
サインペンの長さは140㎜、太さ12㎜、重さ8g。
握ってみた感じはキャップポスト無の方がバランスが良いように思います。
クビレのある独特のデザイン。
まず、キャップのクリップ部分が矢羽根の形をしているのがパーカーの万年筆の特徴です。
アーバンのデザインで特徴的なのはクビレです。キャップに向かってだんだんと太くなっていく形が特徴です。
本体の素材は真鍮とステンレスなので触るとヒンヤリします。マット仕上げで触り心地は少しザラザラです。
キャップは勘合式(カチッとハマるタイプ)で閉まる感触はカチッとハマるというより、フワっと優しい感触です。
ペン先はステンレススチール。ペン先のデザインは「PARKER」と線がクロスした模様が刻印されています。
※Amazonで確認するとペン先のデザインや形状が違うアーバンが存在します。なぜそうなのかは分かりません。
付属のコンバーターが初めて見る形でした。コンバーターが付属しているのは嬉しいところ。
指差した部分を下までスライドさせて、インク瓶にペン先を付けます。
その後、指差した部分を上にスライドさせると万年筆にインクが吸える仕組みになっています。
そこそこの書き味(中古で買ったので参考まで)
書き心地はあまりよくありませんでした。全く書けない訳ではありませんが、書くのに工夫が必要でした。
Amazonレビューをみても評価はマチマチ。
書き心地はイマイチでしたが、サイズ感や重量感は書いていて心地良かったです。
調整して書き心地を良くすれば、とてもいい万年筆だと思います。
アーバン独特のカーブしたスタイルが手にフィットして持ちやすかったです。
ルーペでペン先を覗いてみたら、ペン先のペンポイントが上下にズレていました。
分かりづらいですが、左側のペンポイントがちょっと上にズレています。
書き心地が悪かった原因はおそらくこれでしょう。
使う前に少し調節したら多少は書き心地が改善しましたが、次の日にはまた元に戻っていました。
そのうちのんびり調整してみようと思います。
珍しいモノ好きには試す価値あり。
初心者の方や日常使いの方にはオススメ出来ませんが、「多少書き心地が悪い万年筆が来ても大丈夫」というそこそこ万年筆好きの方が試しに買ってみるのはアリだと思います。
何と言っても日本未発売なので、他の方と被ることもないでしょう。
値段がだいたい5000円から1万円ぐらいなので、万年筆欲を満たすにはちょうど良いお値段ではないでしょうか?
最後まで読んで頂いてありがとうございました。万年筆好き、左利きの方の役に立てば嬉しいです。
みつけのしろうさぎ
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