【万年筆歴10年の左利き】ペン字練習帳（左利き用）をやってみた。

左利きの人にとって、「きれいな文字を書くこと」はちょっとハードルが高いものではないでしょうか。

市販のペン字練習帳は右利き用がほとんどで、見本の位置や書き方のコツも左利きには合わないことが多いのです。

そんな中、実際に左利き用のペン字練習帳を使ってみたところ、解説やトレーニング法、さらにはデザインの配慮まで「左利きのため」に工夫されていて、練習しやすく、効果もあったように思います。

本記事では、実際に使って感じたメリットや変化をご紹介します。

結論だけ先に言いますと、やってよかったと思っています。

今回のペン字練習帳をやって自分なりに字が整い、キレイになったと思います。（あくまで自分なりに）

「字をキレイにしたい」「字のバランスを良くしたい」とペン習字に少しでも興味がある方はチャレンジしてみると良いと思います。

1冊1500円ぐらいで1ヶ月かからずに出来たので、お試しでペン習字をやるのにちょうど良いと思います。

ペン字練習に至るまで。

ペン字を学びたいと思ったきっかけは、少しでも見栄えのよい手紙を書けるようになりたいと思ったからです。

とはいえ、いきなりユーキャンなどの通信講座に申し込むのは、費用が高く、受講期間も長いため、少しハードルが高く感じました。

そこで、もっと気軽に始められるペン習字の練習帳を試してみました。

「左利き」「ペン字」と検索したところ、萩原季実子さんの『誰でも一瞬で字がうまくなる 大人のペン字練習帳（左利き用）』という本が見つけました。

レビューの評価も悪くなかったので、こちらを購入して、ペン字の練習を始めることにしました。

ペン字練習帳（左利き用）。

「左利き用」でよかったことは左利き専用の解説やトレーニング方法を学べたことです。

なぜ左利きだと文字がうまく書けないのか、その理由や、きれいな文字を書くためのポイントが丁寧に説明されており、さらに左利き向けの効果的なトレーニング方法も紹介されていました。

それぞれの解説は「なるほど、確かに」と納得できる内容で、実際に数日間トレーニングを試してみると、本当に文字が書きやすくなりました。

特に、○や「あ」、「の」、「ゆ」などの曲線が書きやすくなったと実感しています。

左利きでも使いやすいデザインになっているのも良かったです。

一般的なペン字練習帳は、右利きの人が見本を見やすいように、ページの左側に見本が配置されています。

しかし、この左利き用の練習帳では、左利きの人が見やすいように見本がページの右側に配置されていました。

そのおかげで、見本を見るたびに手をどける必要がなく、見本を見ながらスムーズに文字を書くことができ、とても使いやすかったです。

実際にペン字練習帳をやってみて。

漢字・ひらがな・カタカナを書くときに、ちょっとしたポイントを意識するだけで、文字の雰囲気がかなり変わりました。

特に手紙を書く場面では、その変化をより強く実感しました。

ただし、文字の印象は良くなっても、日常で書く文字が劇的に上達したわけではありません。

もっと上手になりたいなら、ある程度の練習量をこなす必要があると感じました。

夏か冬の賞与がもらえたら、通信講座のペン習字もやってみたいなと思っています。

ペン字で使った万年筆。

ペン字の練習は万年筆で行いました。

万年筆でも特に不便なくペン字の練習が出来ました。

使った万年筆はセーラー万年筆のTUZUとパイロット万年筆のカスタムKです。（どちらも細字）

ペン字の練習を始めた時はセーラー万年筆のTUZUをよく使っていました。

始めた頃はどうしてもペンを握る手に力が入ってしまい、練習していると手首が疲れてしまいます。

なので、フィット感がよくて握る手への負担が少ないTUZUを好んで使っていました。

【万年筆歴10年の左利き】万年筆レビュー　セーラー万年筆　TUZU | みつけのしろうさぎ

ペン習字に慣れてくると余計な力も抜けるので、TUZUよりペン先が少し軟らかくしなるパイロットのカスタムKを使っていました。

カスタムKはひらがなの「あ」「の」「お」などの曲線を書く時に書きやすかったのでペン習字後半はこちらを好んで使っていました。

【万年筆歴10年の左利き】万年筆レビュー　パイロット　カスタムK | みつけのしろうさぎ

手軽になんとなく字が変わる。

左利き用のペン字練習帳を実際に使ってみて、左利き用を買ってよかったと思いました。

解説やトレーニングは納得の内容ばかりで、少しの意識と練習で文字の印象が自分なりにキレイに整ったと感じています。

また、左利き用にデザインされた書籍なので、ストレスを感じずに練習することが出来ました。

左利きで文字に自信が持てない方には、ぜひ一度試してみてほしい一冊です。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。左利きの方、万年筆に興味のある方、そしてちょっと字がキレイになりたいと思っている方に役に立てば嬉しいです。

みつけのしろうさぎ